人生で本当に大切なこと。壁にぶつかっている君たちへのメッセージ

緑と空と雲

人生で本当に大切なこととは何でしょうか?

おそらく人それぞれの答えがあるのではないかと思います。

もしくは人生にそもそも大切なものなどないという哲学的な考えを持っている人もいるかもしれません。

確かに、時間は常に進み続け、100年後には今生きている人のほとんどがいないことを考えると、そもそも人生とはちっぽけなものと捉えることもできるかもしれません。

ここではそのような哲学的な問いではなく、言わずと知れた日本のサッカー界の巨匠「岡田武史」氏と野球界の巨匠「王貞治」による、人生における大切なことをご紹介します。

もちろんこの2人はあまりに偉大過ぎて、一般人には到底理解できないようなこともありますが、実際に本を読んでみると実に人間臭く、我々一般人とも同じような悩みや思考を持った人であることがわかります。

人生で本当に大切なこと 壁にぶつかっている君たちへ

この本は、王貞治氏と岡田武史氏の対談形式による、人生の壁にぶつかっている人達へのメッセージが込められた本です。

この2人が過去にどのような壁にぶつかり、その壁に対して ように乗り越えてきたかというようなことが述べられております。

正直なところあまりにも偉大な二人なので、一般人の自分がその哲学に触れてもやや現実離れしていると思われるところもなきにしもあらずではあります。

しかしながら、人よりも多くの経験をしてきたからこそ語ることができる重要な言葉も多く散りばめられています。

以下では個人的に印象に残ったフレーズとそのコメントをご紹介します。

調子が悪くなった時はもっと高いところを目指す

調子が悪くなった時、過去の良かった時は黄金時代に単純に戻ろうという発想だと絶対うまくいかないですね。

元に戻るんじゃなくて、もっと先へ行くんだもっと高いところを目指すんだという気持ちで行かないと後戻りしたままになってしまいます。

確かにその通りで、ある場所を目指すのであれば、それよりも高い所を目指すことによって結果として元々目指していたところに到達するということが多々あるように思います。

現状維持をしようとして何もしないというのは、結局のところ現場も維持できないということと似ているような気がします。

ただ、あまりに高い目標を掲げすぎ、そこに向かって無理な努力を重ねることは、自身の健康を害することにつながる可能性がありますし、目標を到達できなかった時の精神的なダメージも無視できないものになるかもしれません。

そういった意味で、やはりむやみに高い目標を掲げるだけでなく、バランスも重要になるのではないかと思います。

「ありがとう」は魔法の言葉

ありがたいという感謝の気持ちがあると、良い出会いが増えていく気がします

「ありがとう」という言葉は本当にマジックワードですね。

この一言があるだけで、場の空気が和んだり、荒んでいた心が元通りになるなったりする事が多々あります。

ありがとうという気持ちを常に持ちつつ、かつ言葉に出すということを習慣にしていきたいですね。

例えば、「他人との関係を良好にする方法」「運を味方にする方法」などについて書かれた本でも、必ずと言っていいほど、「ありがとう」の大事さが語られています。

自然と他者に感謝の気持ちを持ち、ありがとうと言えるようになりたいものですね。

 直感の大切さ

運といえば、人生では右へ行くか左へ行くか迷う分かれ道があります。

普通いろんな条件を考えて家へ行くかを決めるものですが、直感で選んだ方が運に恵まれることが多い気がします。

直感で選ぶということは、人生においてとても大切なことのように思います。

私のこれまでの人生を振り返ってみても直感ではなく、計算して、考えて選んだ場合には結局うまくいかないことが多かったような気がします。

直感というのはある意味自分の本能のようなものなので、これに従う方が結果としてうまくいくというのは本当にその通りなのではないかと思います。

ひょっとすると、岡田さんは日本代表監督の時に、直感で選手や戦術などを決めていた部分もあるのではないかとも思えてきます。

 報酬ではなく、達成感

やったという達成感こそが本物の報酬。

お金や名誉はその後についてくる。

かつてアルバイトをしていた時、給料はとても安かったですが、自分の好きなことができ、とても達成感で満たされていたことを思い出しました。

時給1000円に満たない安月給でしたが、今にして思えばとても幸せな時間を過ごしていたと思います。

お金よりも、達成感を得られたリ、自分の好きなことをする、というのは理想論のように聞こえるかもしれません。

しかしながら、自分自身振り返ってみても、給料が良くてもハードでつまらない仕事をしていた時より、給料は安くても自分の好きなこと、充実感が得られることをしていた時の方が、明らかに幸せだったと思います。

なぜか人は年をとるごとにお金に対するこだわりが強くなるように感じられますが(私もたぶんそうですが)、今の日本であれば自分の好きなことをやってものたれ死ぬことはまずありません。

仕事をやらされてる感の人が多いように思いますが、せっかくの人生、もっと自分の好きなことを追及してもいいのではないかと思います(自分も含めて)

最後に

本書では、全体を通じて、そもそもなぜ 二人の巨匠があれほどの成功を収められたのか、ということを、二人の人生や心の持ち方などを通じて感じ取ることができます。

大きな苦労をし、大きな決断をしてきたからこその深い言葉が随所にちりばめられています。

特に、勝者のメンタリティのようなものを学びたい人には、是非オススメしたい本です。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
こちらも読まれています
こちらも読まれています