レキソタン(セニラン)は強い抗不安効果を持つが、副作用で眠くなる

癒しの空

レキソタンは抗不安薬と呼ばれるカテゴリーに属する薬です。

抗不安薬は精神安定剤とも呼ばれる薬になります。

レキソタンは抗不安薬の中でもよく使われる薬の1つです。

ここではレキソタンの効果・副作用と、実際に使ってみた体感をご紹介します。

なと、セニランはレキソタンのジェネリックになりますので、以下では表記をレキソタンに統一します。

レキソタン(セニラン)の効果と副作用

レキソタンの効果

レキソタンはベンゾジアゼピン系と呼ばれるカテゴリーに属する抗不安薬です。

ベンゾジアゼピン系というのは、現在主流として使われている系統の薬になります。

抗不安薬というのは脳の興奮を抑え、不安を和らげる効果のある薬です。

レキソタンの半減期(血中濃度が半分になるまでの時間)は20時間程度で、中期作用型の抗不安薬に属します。

ただ、実際に効果を感じる時間は半減期よりも短く、概ね6~8時間程度です。

ですので、1日中効果を持続させるには、1日複数回の服用が必要になります。

お薬110番には効果は以下のように記載されています。

このお薬は、おだやかな作用の心の安定薬です。

不安や緊張感をやわらげ、気持ちを落ち着かせます。神経症やうつ病など精神的な不具合にはもちろん、心身症のような体の不調が前面にでる病気にも使われます。

不安や緊張を和らげ、気持ちを落ち着かせるという記載になっています。

実際に服用した経験では、不安を和らげると同時に、それなりに眠くなるという特徴も持ち合わせています。

レキソタンの副作用

副作用については以下のように記載されています。

この系統の優れた特徴として「安全性が高い」ということがあげられます。

重い副作用はほとんどありません。

比較的多いのは、眠気、ふらつき、けん怠感、脱力感などです。

これらは、それほど心配いりませんが、車の運転や危険な作業は控えたほうがよいでしょう。

安全性が高く、重い副作用はほとんどないという記載となっています。

ただし、レキソタンに限らずですが、抗不安薬には依存性や離脱症状といった問題が発生する可能性があります。

そのため、漠然と使い続けるのではなく、必要な時のみ使うということが必要です。

レキソタンを使ってみた体感

入院時に使用

レキソタンは一時期入院していた時に使用していた抗不安薬です。

その時は以下の2つの目的で使っていました。

  • 長期にわたる不安を和らげる
  • 脳の興奮を抑え、心身を休みやすい状態にする

とにかくしっかり休むことが必要な時期であったため、ある意味強制的に心身を休ませる目的で使っていました。

確かな抗不安作用

実際に使ってみた体感ですが、服用して少し経つと頭がぼーっとしてきて、眠くなるような感じになります。

脳の興奮というか、機能全般が抑えられている感じです。

この状態がしばらく続き、概ね6~8時間くらいで効果がなくなってきます。

このレキソタンは効果がしっかりしており、使うと抗不安作用が働いていることがしっかり実感することができます。

効果が実感しやすいということは、反面依存し易いということにもなるため、一時的な使用にはいいのですが、長期にわたる使用は要注意と感じました。

眠くなる

抗不安薬全般にいえることですが、服用すると大体眠くなります。

元々抗不安薬と睡眠薬は化合式が似ており、親戚のようなものなので当たり前なのですが、知らずに使ってしまうと予期せず寝てしまったということにもなりかねません。

このレキソタンに関しては、抗不安薬の中では効果が強い反面、比較的眠気が少ないと言われています。

しかしながら、私の経験ではそれでも結構眠くなります。

もちろん個々人の体質にもよると思いますが、働きながら使うには注意が必要というのが個人的な所感です。

ワイパックスに似ている

抗不安薬にはいくつか種類がありますが、その中でも使った感覚が似ている薬がいくつかあります。

レキソタンとワイパックスもそれらのうちの1つです。

ざっくりいってしまうと、レキソタンは長い時間効くワイパックスといった感じです(ワイパックスは3~4時間くらい効果を感じます)

であればワイパックスを2回飲むのと変わらないのではという気もしなくはないのですが、1度の服用で済む方が血中濃度が安定します。

また、2度使うのは手間でもあるため、より長期的な抗不安作用を期待する場合にはレキソタンの方が優れているのだと思います。

個人的には短期的、突発的な不安に対してはワイパックス、より長時間にわたる漠然とした不安に対してはレキソタンを使うというような棲み分けを行っていました。

レキソタンの特徴

以上、レキソタンの特徴をまとめると、以下のようになります。

  • 確かな抗不安作用を持つ
  • よく使われている抗不安薬の1つ
  • 効果を感じる時間は6~8時間程度とやや長いので、頓服よりは、長く続く不安への対処に優れる
  • 眠気の副作用は少ないと言われているが、それでもそれなりに眠くなる。働いている人は注意が必要
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