エバミール(ロラメット)の効果と副作用。程よい強さと長さの睡眠薬

海の夕日エバミール(ロラメット)はベンゾジアゼピン系というカテゴリーに属する睡眠薬です。

ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は現在主流として使われている系統になります。

確かな睡眠作用がある一方、安全性が高いという特徴があります。

ここではこのエバミール(ロラメット)の概要と効果・副作用、実際に使ってみた体感をご紹介します。

なお、発売されている会社の違いにより、エバミールとロラメットは名前は異なりますが、中身は同じですので以下ではエバミールと記載していきます。

エバミール(ロラメット)の概要

エバミールは日本では1990年に発売された睡眠薬です。既に20年以上使われている薬になります。

以下にエバミールの基本情報をご紹介します。

睡眠薬としての系統

  • ベンゾジアゼピン系睡眠薬

ベンゾジアゼピン系睡眠薬というのは現在主流として使われている睡眠薬の系統となります。安全性の高さがその特徴の1つとなっています。

脳内の不安や催眠に関わるGABA受容体に作用し、睡眠を促すというのが大まかな作用プロセスになります。

作用時間

  • 半減期(薬の血中濃度が半分になるまでの時間):約10時間
  • 血中濃度最高点到達時間:約1.5時間

薬の効果は服用後約1.5時間で最大になり、約10時間で血中の濃度が半分になります。

半減期がおおよそ薬が効果を発揮する時間の目安になりますが、実際にはそれよりやや短く感じることが多いです。

エバミールに関しては、実際には6~8時間程度効果を実感します。

適応疾患

  • 不眠症

エバミール(ロラメット)の効果と強さ

エバミールをはじめとした睡眠薬は、「作用時間の長さ」と「作用の強さ」という2つの軸で特徴が表されます。

睡眠薬の作用時間の分類

まず、睡眠薬の作用時間の4つの分類を見てみます。

  • 超短時間型:作用時間が概ね6時間以内
  • 短時間型:作用時間が6時間から12時間程度
  • 中時間型:作用時間が12時間から24時間程度
  • 長時間型:作用時間が24時間以上

どの作用時間の睡眠薬を使うかは、睡眠障害の種類によって異なります。

睡眠障害には以下の3つのタイプがあります。

  • 入眠障害:なかなか寝付けない
  • 中途覚醒:途中で起きてしまう
  • 早朝覚醒:早朝に起きてしまう

睡眠薬の作用時間と、睡眠障害の種類の関係は概ね以下のようになります。

  • 超短時間型:入眠障害
  • 短時間型:入眠障害及び中途覚醒
  • 中時間型:中途覚醒及び早朝覚醒
  • 長時間型:早朝覚醒

エバミールは半減期約10時間の短時間作用型の睡眠薬のため、主に入眠障害及び中途覚醒に使われる薬となります。

エバミールの強さ

エバミールの効果は標準的な強さで、確かな催眠作用を持つ睡眠薬です。

服用すると比較的早く効果が出現し、翌朝まで効果が持ち越すことは少ないです。

そのため、標準的な睡眠薬として比較的多くの方に使われているようです。

ただし、一方で重い睡眠障害の場合には、このエバミールでは物足りないということがあります。

その場合には量を調整するか、もしくはより効果の強いロヒプノールという睡眠薬に置き換えるなどの方法が考えられます。

エバミール(ロラメット)の副作用

エバミールをはじめとしたベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、基本的に安全性が高いです。

そのため、医師の指示通りの服用をしていれば重篤な副作用が発生することはあまりありません。

お薬110番には、副作用は以下のように記載されています。

比較的安全性の高いお薬です。正しく服用するかぎり、重い副作用はまずありません。ただ、人によっては、翌朝に眠気やふらつき、けん怠感や脱力感などが残ることがあります。高齢の人は、転倒にも注意してください。

比較的安全性が高く、正しく服用するかぎり、重い副作用はまずないという記載になっています。

しかしながら、もちろん副作用が全くないわけではなく、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬には主に以下の5つの副作用があります。

  • 耐性
  • 依存性
  • 眠気の持ち越し
  • 健忘
  • ふらつき

「耐性」とは、その薬を使い続けることによりその薬に体が慣れてしまい、同じ効果を得るためにより多くの量を使用しなければならない状態になることをいいます。

「依存性」とはその薬が体内に入ってくることが当たり前になってしまい、その薬なしではいられなくなってしまう状態になってしまうことをいいます。

「眠気の持ち越し」は睡眠作用が翌日まで残ってしまうことをいいます。

「健忘」は睡眠薬を服用後、自分のしたことを忘れてしまうことをいいます。

「ふらつき」は睡眠薬の睡眠作用や筋弛緩作用(筋肉を和らげる作用)がふらつきにつながり、転倒などが起こりやすくなります。

特に耐性・依存性についてはエバミールに限らず睡眠薬全般に注意が必要です。

そのため、睡眠薬については基本的に1か月程度の短期での使用が奨励されています。

エバミールを使ってみた体感

重い睡眠障害には効かない

エバミールは一時入院していた時に処方された睡眠薬です。

入院していた当時は睡眠障害がひどく、また睡眠のリズムも乱れていたため、これらを改善するために処方されました。

実際に使ってみた体感としては、残念ながらこの頃の私にはほとんど効果は見られませんでした。

やはり睡眠障害が醜く、また睡眠リズムも大きく乱れていたため、このような状況においては 効果を発揮するのは難しかったのではないかと思います。

ある程度眠くはなるのですが、眠りに落ちるまではいかず、もやもやした気持ちにさせられた覚えがあります。

この当時は睡眠効果の強い抗うつ剤(リフレックス)を使い、また抗不安薬もいくつか使っていましたが、これだけ眠くなる薬を組み合わせてもなかなかちゃんと眠ることができませんでした。

ですのでそもそもエバミールに効果がないというよりは、それ以上に私の状態が悪かったということなのだと思います。

通常時においてはよく眠れる

一方で、重い睡眠障害を患っている時ではなく、ある程度元気になった状態の時には、このエバミールはよく効いてくれました。

服用してから眠くなるまでは少し時間がかかりますが(1時間程度)、一度眠ってしまうと翌朝まで概ねよく眠れました。

途中で起きてしまうこともしばしばありましたが、起きても再び眠りにつくことができたので、睡眠時間としては最低限確保できていました。

また、翌朝に薬が残って眠いということもなく、程よい作用時間の睡眠薬であると感じました。

このように、使うときの状態によって効き方はだいぶ異なりましたが、重くない睡眠障害の範疇であれば程よく効いてくれる睡眠薬なのではないかというのが使ってみた感想です。

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