ルボックス/デプロメールのジェネリック「フルボキサミン」の効果、副作用と薬価・適応

緑と雲と空

フルボキサミンは、ルボックス/デプロメールのジェネリック薬品です。

ルボックスは、SSRIというカテゴリーに属する抗うつ剤です。

SSRIは現在第一選択薬として使用されるカテゴリーになります

ジェネリックは別名後発薬とも言われ、元祖の薬の特許期間が過ぎた後に、元の薬と同じように作られたものになります。

つまり、ジェネリックは効果や副作用という観点からは元祖の薬と同じものになります。

ルボックスの発売が1999年で、ジェネリックであるフルボキサミンの発売が2010年ですので、約11年でジェネリックが登場したことになります。

ここでは、ルボックスのジェネリックであるフルボキサミンについてご紹介します。

なお、ルボックスとデプロメールは名前は違いますが中身は同じ薬になりますので、以下では表記をルボックスに統一します。

ジェネリック医薬品とは?

ジェネリック医薬品とは、新薬の特許が切れたあとに販売される、新薬と同じ成分を持ち、同じ効き目薬です。

製薬会社が新薬を発売した際には、特許を取得するため、特許期間中は他の製薬会社は同じ薬を開発・販売することができません。

特許期間が切れた後に、先発薬(新薬)と同じように作られた薬がジェネリックとなります。

新薬で既に有効成分、薬の構造などがわかっているため、ジェネリックは少ないコストで開発することができます。

そのため、一般的に先発薬に比べ、薬価が安いという特徴があります。

フルボキサミン(ルボックス)の概要

まず、上記のように、フルボキサミンはルボックスのジェネリックであるため、効果としてはこの2つは同じものと考えてしまって差し支えありません。

以下に簡単にルボックスの効果と副作用をご紹介します。

ルボックスの効果

ルボックスはSSRIというカテゴリーに属する抗うつ剤です。

抗うつ剤とは、その名の通り、主にうつ病に使用される薬ですが、パニック障害や強迫性障害などにも用いられることもあります。

ルボックスの属するSSRIは、脳内のセロトニン濃度を高めることで、不安や焦燥感などの症状を軽減し、心身を休みやすい状態にします。

ルボックスはSSRIの中では効果がマイルドと言われています。

つまり、効果はそれほど強くありません。

また、ルボックスの翌年にパキシルという同じSSRIでより効果の強い抗うつ剤が発売されたことから、処方頻度もそれほど多くない薬になります。

おそらくルボックスの対象となるのは、軽いうつ状態のような人なのではないかと思います。

ルボックスの副作用

ルボックスをはじめとしたSSRI系の抗うつ剤には胃腸の不具合を中心とした副作用があります。

具体的には、

  • 吐き気
  • 下痢
  • 食欲不振
  • 胃のむかつき

などです。

古い抗うつ剤に比べると副作用は少ないと言われていますが、それでも特に胃腸の弱い人にとっては辛い症状になります。

副作用は時間とともに低減していくと言われていますが、それでも一定レベルの副作用は残り続けるというのが個人的な感想です。

ですので、抗うつ剤を使用する際には、副作用の相性(自分にとって耐えられるかどうか)も重要であると思います。

ルボックスはSSRIの中では副作用は少ない

ルボックスに関しては他のSSRIよりも副作用が少ないと言われています。

概ね薬の効果と副作用は表裏一体の関係にあり、効果の弱い薬ほど副作用も少ないという傾向があります。

そういった意味で、効果がそれほど強くないルボックスは副作用も少なく、抗うつ剤の中ではローリスクローリターンな部類と言えるかもしれません。

なお、ルボックスの詳細については、以下の記事をご参照ください。

ルボックス(デプロメール)の特徴は弱い抗うつ効果と胃腸・眠気の副作用
ルボックス(デプロメール)はSSRIというカテゴリーに属する抗うつ剤です。 SSRIとは現在抗うつ剤の主流として使われているカ...

ルボックスのジェネリック

ルボックスのジェネリックは以下の種類になります(お薬110番より)

  • フルボキサミンマレイン酸塩錠: 25mg・50mg・75mg

先発薬のルボックスと同じラインナップとなっています。

フルボキサミンマレイン酸塩という長い名前になっていますが、通称「フルボキサミン」と呼ばれています。

ジェネリックのメリット

ジェネリックのメリットはなんといっても薬価が安いことです。

一般的に、ジェネリックになると、薬価は数分の1程度になります。

もちろん効果は先発薬(ルボックス)と変わりません。

現在ルボックスを使われている方は、ジェネリックを使った方がお財布に優しくなります。

フルボキサミン錠の薬価

では、ルボックスのジェネリックであるフルボキサミン錠の薬価はどのくらいなのでしょうか。

以下が先発薬のルボックスとの比較になります。

  • 25mg:ルボックス32.7円⇒フルボキサミン18.5円
  • 50mg:ルボックス56.1円⇒フルボキサミン29.9円
  • 75mg:ルボックス77.1円⇒フルボキサミン45.0円

※薬価は製薬会社により若干の違いがあります。ここの表記は代表的な価格です

概ね先発薬のルボックスの2分の1強の薬価になっています。

このように、ルボックスを処方される際には、ジェネリックのフルボキサミンの方が圧倒的にコストパフォーマンスがよいです。

既に述べたように、効果はルボックスとフルボキサミンで同じですので、利用できる場合には是非ともジェネリックを使用することをおすすめします。

フルボキサミン錠の適応

フルボキサミン錠の適応疾患は以下になっています。

  • うつ病、うつ状態
  • 強迫性障害
  • 社会不安障害

これは先発薬のルボックスと同じです。

ですので、どの適応であっても、今ルボックスを使っている方は、そのままフルボキサミンに置き換えることが可能です。

適応疾患が違う場合もある

ジェネリックが発売された直後の場合には、先発薬とジェネリックとで適応が異なり、単純に置き換えることができない場合があります。

なぜこのようなこと起こるかと言うと、先発薬の特許は適応疾患毎に管理されているためです。

例えば、最初に統合失調症の適応でAという薬が発売され、その後何年かしてうつ病が適応に加わったとします。

このような場合には、Aのジェネリックが発売されても、当初は適応が統合失調症しかなく、ある程度時間が経ってからうつ病も適応になるということが起こり得ます。

フルボキサミンに関しては、このような適応の不一致はありませんので、どの適応であってもそのまま置き換えることが可能です。

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