世界の精神科医がすすめるメンタルサプリ

不安を和らげるうつ病治療においてサプリメントが効果的に働く場合があります。

また、サプリメントというのは基本的に即効性はありませんが、使っていくことにより徐々に改善体質を改善させていくというものが多いです。

ここでは、「世界の精神科医がすすめるメンタルサプリ」から、特に気になったサプリメントとコメントをご紹介します。

セントジョーンズワート

別名オトギリソウとも呼ばれ、原料は天然の植物です。

うつ病に効果があることで知られており、ドイツではうつ病の第一選択薬として処方されています。

うつ病に効くメカニズムとしては、SSRIと同じように脳内のセロトニンの再取り込みを阻害することにより、セロトニン濃度を増やし、うつ状態を改善させると言われています。

抗うつ剤との併用は良くないとされているため、すでに抗うつ剤を使っている人にとってはあまり意味がないかもしれませんが、抗うつ剤に抵抗がある人や一時的な抑うつ状態にある人などには丁度良いサプリメントではないでしょうか。

参考記事:セントジョーンズワートの効果と使ってみた体感

DHAとEPA

DHAとEPAは魚に多く含まれる成分です。

魚をたくさん食べるとうつ病になりにくいと言われていますが、その背景にはこのDHAとEPAが関係しているのではないかと言われています。

また、統合失調症の予防や進行を防ぐ効果もあると言われています。

参考記事:DHA・EPAの効果と使ってみた体感

葉酸

葉酸はビタミンB群の一種であり、抗うつ薬の効果を高めると言われています。

レバーや納豆などに多く含まれていますが、サプリメントとして取得することも可能です。

抗うつ薬に葉酸を加えるという方法はヨーロッパではよく行われているようです。

また葉酸を始めとしたビタミンB群は抗うつ薬に起こりがちな副作用である口の渇きや便秘、排尿障害といった症状を軽減させる効果もあると言われています 。

マルチビタミン

マルチビタミンは、うつ病に直接効くというより、栄養バランスを整えることにより、心身の不具合を整えてくれる効果が期待されるサプリメントです。

マルチビタミンサプリメントの表記を見ると、とてもたくさんの栄養素が記載されています。

しかしながら、マルチビタミンを食事の代わりにすることはできません。

マルチビタミンはあくまでも、食事の補助をするものなので、食事をしてその上で偏った栄養バランスを整えてくれるものです。

ですので、使い方としては、食事と一緒に摂ることが効果的です。

体調が思わしくない時には食欲もなく、食事をすること自体が億劫になってしまいますが、このような時にマルチビタミンだけを服用しても、あまり効果は期待できません。

あくまでもしっかりと食事をした上で、更に栄養バランスを整えるものと理解しておく必要があります。

参考記事:マルチビタミンサプリメントを使う理由と使ってみた体感

まとめ

「世界の精神科医がすすめるメンタルサプリ」から、気になったサプリメントを4点紹介させていただきました。

ここで紹介した以外にも、多くのサプリメントがその効果のエビデンスと共に紹介されており、非常に示唆に富んだ内容となっております。

うつ病治療において、サプリメントを効果的に使っていきたい人や、できるだけ薬に頼らずうつ病を治していきたい人などは、是非ご一読をすることをお勧めします。

またサプリメント以外にも、うつ病から回復するための心のトレーニング方法なども記載されており、うつ病についての理解を深めたい、うつ病の迷路からなんとか脱出したいと考えている人にも参考になる内容が多いです。

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