リフレックスとは、現在第一選択薬として使われることもある抗うつ剤の一つです。
このリフレックスという薬を使い始める際、体がむずむずするという症状が出る場合がありますので注意が必要です。
この、からだがむずむずする症状というのは、アカシジアと呼ばれ、場合によっては大変不快な症状で睡眠にも影響を及ぼすことがあります。
リフレックスによるアカシジアの発生
アカシジアとは
アカシジアとは、体がむずむずして、じっとしていられなくなる症状のことを言います。
抗うつ剤の副作用として出現することがしばしばあり、私の場合にはリフレックスを使い始めた時に発生しました。
このアカシジアは大変不快な症状で、寝る時にはむずむずでじっとしていられず、眠いにもかかわらずなかなか寝付けないという不快な経験をしました。
リフレックスに限らず、抗うつ剤を使い始めた時には注意すべき副作用の1つであると言えます。
リフレックスによるアカシジアの経験
リフレックスという抗うつ剤は、割と副作用に癖のある薬のように感じます。
初期の強烈な眠気というのは結構有名ですが、それ以外にもかなり食欲が上がったり、便秘になりやすかったりと割と色々な所に副作用が出る印象があります。
それらの副作用の中の一つに、使い始めの頃に体がムズムズする(アカシジア)があります。
このむずむずするというのは一日中発生しているわけではなく主に寝るときになると体がムズムズするという症状が現れます。
おそらく就寝前にリフレックスを使用していたので、使用後のちょうど寝る頃にアカシジアが発生したのだと思います。
この症状は必ずしも全ての人に出るわけではなく、出る人と出ない人がいるようです。
使い始めの頃に発生
私の場合、リフレックスを使い始めた頃この症状にかなり悩まされました。
リフレックスの副作用で強烈に眠いのに、体がむずむずして眠れないという非常に不愉快な思いをした覚えがあります。
何というか、寝ようとしても体がむずむずし、また体が勝手に動いてしまうためどうしても眠いのに眠れないという状態が続いてしまうのです。
この症状を医者に話したところ、
「そうかー、その症状がでましたかー」
という感じで、さして珍しいわけでもないようなリアクションでした(実際わりと起こる症状のようです)
そして、アカシジア対策にリボトリールという薬が処方されました。
リボトリールで症状が和らぐ
このリボトリールという薬は、元々は抗てんかん薬と呼ばれ、てんかんに使われる薬なのですが、抗不安作用や、身体の不具合にも働きかける効果のある非常に守備範囲の広い薬です。
そのため、アカシジアにも比較的よく使用されるようです。
このリボトリールのおかげかどうかははっきりとはわかりませんが、徐々に寝る際の体のムズムズというのは和らいでいきました。
正直なところ、リボトリールが効いていたのか、それともリフレクスに慣れるにしたがって自然と症状が治まっていったのかは区別の難しいところです。
ただ、リボトリールを使用してからむずむずの度合いは減ったことからある程度の効果はあったのではないかと考えられます。
そして、しばらくしてむずむずが治まった後にリボトリールを止めましたが、その後も体のムズムズというのは発生しませんでした。
おそらく、このアカシジアはおそらくリフレックスを使い始めた初期の頃のみに起こる症状だと思われます。
使い始めの時は予期していない物質が体内に入ってくるので、身体が過剰に反応してしまった結果アカシジアのような症状が現れたのではないかと今では思っています。
いずれにせよ、この症状は発現する期間はそれほど長くはないかもしれませんが、症状としてはかなり不快ですのでリフレックスの使い始めには注意が必要だと思われます。