ロゼレムの副作用である依存性・離脱症状とやめるときの経験

癒しの海

ロゼレムはメラトニン受容体作動薬と呼ばれる新しいカテゴリーに属する睡眠薬です。

メラトニン受容体作動薬というのは、睡眠ホルモンと呼ばれているメラトニンに作用することにより、自然な眠りを促すという特徴があります。

このメラトニン受容体作動薬に属するロゼレムは、非常に安全性が高く、副作用が少ないと言われています。

ここでは、このロゼレムの依存性と離脱症状について、私の体験を交えながらご紹介します。

睡眠薬の依存性と離脱症状

睡眠薬は依存性が問題になる場合があります。

依存性とは、その薬に慣れてしまうことにより、その薬をやめると様々なよくない症状が発生してしまい、その薬なしではいられないという状態になってしまうことです。

離脱症状の種類

依存性により発生する離脱症状には以下のようなものがあります。

  • 不安や焦燥感
  • 頭痛
  • 動悸
  • 吐き気
  • 発汗
  • イライラ
  • 不眠

離脱症状には個人差がありますが、上記のような症状を中心に様々なものがあります。

特に睡眠薬の場合には、急にやめると反跳性不眠というまったく眠りにつけないという状態に陥ってしまう場合がありますので注意が必要です。

依存性の起こり易さ

睡眠薬や抗不安薬の中でも依存性の起こりやすさに違いがあり、基本的に以下のような場合に依存性が起こりやすくなります。

  • 作用が強い
  • 作用時間が短い
  • 使っている期間が長い
  • 薬に対する忍容性が低い

各項目について説明していきます。

作用が強い

1つ目の「作用が強い」というのはわかりやすく、作用が強いと効果が実感しやすく、体に与える変化も大きいためその薬に依存しやすくなります。

作用時間が短い

2つ目の「作用時間が短い」は、薬の効いている時間が短いほど薬の血中濃度の変化が大きくなるため、依存しやすくなります。

使っている期間が長い

3つ目の「使っている期間が長い」は、長く薬を使っているとその薬が体内にあるのが普通という状態になってしまうため、依存しやすくなります。

薬に対する忍容性が低い

4つ目の「薬に対する忍容性が低い」は個人差がありますが、薬に対して反応しやすい体質の人ほど依存しやすいという傾向があります。

一般的には、男性より女性、体の大きい人より小さい人の方が薬に対する忍容性は低い傾向があると言われています(もちろん個人差はあると思います)

ロゼレムは依存しにくい睡眠薬

これら4つのうち、純粋に薬の特徴に関わるのは1番目の「作用の強さ」と2番目の「作用時間」になります。

ロゼレムに関しては、

  • 作用の強さは弱い
  • 作用時間は短い

という特徴があるため、その作用の弱さから依存性はほとんどない睡眠薬と言えます。

ロゼレムの依存性の評価とやめるときの経験

ロゼレムの使用状況と依存性の評価

私のロゼレムの使用状況を、先述の依存しやすいケースに当てはめると、

  • 作用の強さ:弱い
  • 作用時間:短い
  • 使用期間:2か月程度
  • 薬に対する忍容性:やや低い

となり、そもそもの薬の効果が弱く、また、メラトニン受容体作動薬という安全性の高いカテゴリーに属する睡眠薬のため、依存性の心配はほとんどないという評価になります。

実際にやめるときの経験

実際にロゼレムをやめる際には、特に問題なくやめることができました。

ロゼレムを使った背景

まずそもそもロゼレムを使い始めた背景を説明します。

当時睡眠障害が醜く、よく使われるベンゾジアゼピン系の薬を複数使っていたもののあまり効果が見られませんでした。

これ以上同じ系統の薬を追加しても意味がないだろうということで、新たに処方されたのがこのロゼレムでした。

ほとんど効果を感じない

しかしながら上記のようにロゼレムは効果の弱い睡眠薬です。

そのため、使ってみたもののあまり効果の実感はなく、睡眠は改善されませんでした。

ロゼレムという睡眠薬はメラトニンという睡眠ホルモンに作用し、睡眠リズムの改善を図るという特徴があります。

そのため効果が出るまではある程度時間がかかると言われています

ですので、使ってみて効果は実感しなかったものの、継続して使ううちに効果が表れることを期待して使い続けました。

しかしながら、2か月程度使ってみたものの、やはり効果がなさそうだということで結局使うのをやめることになりました。

そしてやめる際も、特に離脱症状などは現れず、スパッとやめることができました。

そもそも効果も実感していなかったため、精神的に依存することもなく、問題なくやめることができました。

ロゼレムは重い睡眠障害には効かない

このロゼレムという睡眠薬の特徴は、効果は弱いものの、副作用も少ないという点です。

そのため、私は試に使ってはみたものの、やはりある程度の思い睡眠障害には向かない薬と言えます。

どちらかというと、一時的に睡眠が乱れたり、軽い睡眠障害などに奏功する睡眠薬なのだと思います。

依存性や離脱症状のリスクが低いという点は大きなメリットですがその分効果も弱いという点に留意して使う必要があるというのが個人的な感想です。

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