三叉神経痛(顔が痛む症状)とテグレトール(カルバマゼピン)

青い空と雲

三叉神経痛というのは、顔の一部が痛むという症状です。

特にどこにぶつけたわけでもないのに、顔の一部が痛み、また触るとさらに痛むという症状です。

私の場合、顔の右側が痛くなりました。

この三叉神経痛というは、顔の表面近くにある三叉神経とよばれる神経と関係があり、一種の神経痛と言われています。

ここでは、この三叉神経痛と治療によく使われるテグレトールという薬、そして私の三叉神経痛の経験をご紹介します。

三叉神経痛とは

三叉神経痛とは顔の一部が痛む症状です。

痛み方はいろいろあるようですが、脳神経外科疾患情報ページには以下のように記載されています。

三叉神経痛とは顔に痛みのでる病気です。

顔の感覚(いたい、さわった、つめたい、あついなど)を脳に伝える神経が三叉神経ですが、この三叉神経に痛みが起こり、顔を痛く感じるのが三叉神経痛です。

いろいろな理由でおこりますが、特発性三叉神経痛という、むかしは原因のわからなかったものが、じつは脳に原因があっておこることがわかってきました。

とてもわかりやすい説明ですね。

気になるのは、脳に原因があるという点と、具体的に何がどうなって脳に影響し、三叉神経痛が起こるのかがよくわかっていないという点です。

三叉神経痛と診断されるまでの経緯

三叉神経痛という名前は、医者から言われるまではわかりませんでした。

症状の経過としてはまず右目が痛くなり、結膜炎か何かかと思ったのですがどうもそうでもなさそうだということで、気になりながらもしばらく放置をしていました。

その後右側の歯が痛いのかと思ったのですが、どうも虫歯とも違った痛みでなんだかよくわからないけど痛いという状態が続いていました。

よくよく痛む個所を調べてみると、ある特定の箇所が痛いのではなく、顔の右側全体が痛むという状態でした。

痛みとしては激痛というほどではないのですが、触るとチクチクして痛いというような感じです。

また寝るときになると神経が集中するせいかより一層痛みを感じました。

そのため右側を下にして眠ると顔が痛くてどうにも眠れないので、上向きか左向きで寝るというようなことをしていました。

そんなこんなで医者にかかり、上記のような症状を訴えたところ、三叉神経痛と診断されました。

そして、三叉神経痛に有効な薬として、テグレトールという薬が処方されました。

テグレトールとは

テグレトールとは、抗てんかん薬と呼ばれる薬の一種です。

抗てんかん薬とは、脳のてんかん発作を抑えるための薬です。

双極性障害にも効果があることから、気分安定薬と呼ばれることもあります。

また、神経痛にも効果があるとされているため、三叉神経痛にも使用される薬です。

お薬110番には以下のような記載があります。

歴史の長い精神・神経用剤です。各種てんかん、ことに部分発作(二次性全般化発作を含む)に第1選択されることが多いです。

また、気分安定薬として躁病や躁うつ病の治療に、さらには神経痛の治療にも広く処方されています。

こうしてみると非常に幅広い使われ方をする薬であることがわかります。

てんかん、躁うつ病、神経痛など様々な病気で使用されているようです。

ただ共通していることは、いずれも脳に関連しているということでしょうか。

ここからも三叉神経痛も脳に関連した病気と言えそうです。

三叉神経痛になった原因

三叉神経痛になった原因というのは正直よくわかっていません。

ある出来事が起きてその時から急に痛み出したというわけではなく、気がついたらじわじわと痛くなっていたという感じでしたので、正直思い当たる節はありませんでした。

ただ、三叉神経痛というのはストレスによっても起こされる事があるということなので、ひょっとするとその辺りが原因だった可能性はあります。

また三叉神経痛というのはうつ病と同様に脳内の異常によって発生するものなので、ひょっとすると患っているうつ病と関係があったのかもしれません。

ですが、実際のところ何が原因だったのかは明確には分からずにいます。

三叉神経痛の治り方

医者から三叉神経痛と診断され、テグレトールという薬が処方されましたが、その後強烈に痛むということはなかったため結局薬は使いませんでした。

また一時はそれなりに痛みを感じていたのですが、その痛みも日に日に和らいでいき、気がつくと痛みも無くなっていました。

ということで結局三叉神経痛と診断されはしたのですが、何が原因かも良く分からず、また特段何か治療をしたわけでもなく、自然と痛みが消失するというあくまで一時的な症状の現れにとどまりました。

正直なぜこのような事が起こったのか未だに不明です。

とても謎の多い症状でした。

脳に関連する病気というのは得てして気まぐれな現れ方をするものが多いので、このように一旦様子を見てみるというのも1つの方法なのではないかと思います。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
こちらも読まれています
こちらも読まれています
コメントの入力は終了しました。