かつてうつ病で入院していた時、重い睡眠障害も患っていました。
この時なんとか睡眠を改善するため様々な薬が処方されましたが、どれも効果をあげることはできませんでした。
睡眠障害がある程度重くなると、睡眠薬により強制的に眠らせるというのが困難になる場合があります。
ここでは、そんな経験をご紹介します。
重い睡眠障害を患う
かつてうつ病で入院していた頃、同時に重い睡眠障害も患っていました。
どのような感じかと言うと、病院の消灯時間である10時にベッドに入るのですがなかなか眠れず、気が付くと0時を過ぎてます。
そこで気分転換に一度ベッドに出て部屋をうろついたり椅子にすわったりします。
そして、少し経ったら再び寝ようとします。
しかしながらそれでも全く眠ることができず、またしばらくゴロゴロして過ごします。
そしてようやく午前3時から明け方頃になると徐々に眠くなり、ようやく眠りにつけるというような感じです。
こんな状態ですので当然朝は早く起きられず、大抵起きるのは午後でした。
睡眠薬が効かない
生活リズムの改善
もちろんこのような生活の仕方はあまりよろしくないので、何とか薬の力を使ってもっと早い時間に眠れるようにしようとしました。
また、病院という場所は、生活リズムをいたく気にするところなので、薬の力を使ってでもなんとか生活リズムを整えようとしました。
6種類の睡眠薬でも眠れない
具体的には睡眠薬としてはマイスリーを使い、ロラメットを使い、さらにそこにロゼレムを追加しました。
また抗不安薬にも睡眠をサポートする効果がありますのでいくつか使いました。
具体的にはリボトリールを使用し、さらにレキソタンを追加するという形です。
ここまでで5錠の睡眠薬・抗不安薬を使ったわけですが、さらに抗うつ剤も睡眠作用の強いリフレックスというものを使っていたため、睡眠を促す薬は全部で6種類使っていたことになります。
それでもなお薬の効果によって眠ることができませんでした。
実際には全く意味がなかったというわけではなく、薬を使うとある程度眠くはなるのですが、眠りに落ちるとこまではいかず、逆に眠れない眠気が続き不快感な感じがしました。
そのため睡眠薬や抗不安薬で強制的に眠らせるのは難しいと判断し、その後薬の量を徐々に減らしていき、適正な量へと変えていきました。
睡眠障害は時間と共に治る
また肝心の睡眠障害については、時間が経つにつれ自然と徐々に改善していき、数ヶ月後には概ねまともな時間に眠れるようになりました。
このように重い睡眠障害の場合には睡眠薬や抗不安薬などをやたら追加をしてもあまりに意味をなさない場合があるため、そのような場合には逆に開き直ってしまい、自然な睡眠リズムの回復を待つのも1つの方法かと思われます。