うつ病の期間別に見た辛さの比較

癒しの空と海うつ病の回復ステップには、もっとも症状の辛い急性期(最悪期)、徐々に体調が回復していく回復期、社会復帰に向けて準備を進める社会復帰準備期の3つがあります。

これに加えて社会復帰後の時期を加えると全部で4つの期間となります。

ここではこれら4つの期間における辛さの比較をご紹介します。

各期間の辛さの概要

まずは、各期間の辛さについて簡単にご紹介します。

急性期

急性期はうつ病を発症した直後の時期にあたり、大変つらい時期です。

エネルギーが枯渇し、ほとんど何もできない状態が続きます。

精神的にも、肉体的にも限界に達しているのが急性期と言えます。

回復期

回復期は徐々にエネルギーが溜まり、少しづつ活動ができるようになってくる時期です。

しかしながらまだまだ体調には波があり、調子がいい日もあれば、寝たきりになる日もあります。

特に調子がいい日が続いた後の体調の悪化は、それまでとの落差が大きくとても辛く感じます。

体調のよい日はいいのですが、悪くなるとこのまま治らないのではないかという考えにとらわれてしまうこともあります。

社会復帰準備期

社会復帰準備期は、エネルギーがある一定以上回復し、生活リズムも元通りに戻ってきた状態になります。

社会復帰の準備をする時期なので、日常生活は概ね普通に行うことができるようになる時期です。

この時期になると、辛さは大分和らいできます。

社会復帰(復職)直後

辛さに関して最も誤解のあるのはこの時期ではないかと思います。

社会復帰直後の時期というのは、大変辛いです。

新しい環境に慣れ、会社という場所で働くということに慣れ、周りの人とのコミュニケーションをとることに慣れるというのは、想像以上のエネルギーを必要とします。

なまじ社会復帰準備期がそれほど辛くないため、復帰後もうまくやれるのではないかと思う方も多いのですが、実際にはびっくりするくらい辛く、しんどい日々がしばらく続きます。

社会復帰を無事乗り切るためには、社会復帰準備期においてかなり心身ともに回復しかつ安定している必要があります。

各期間の辛さの比較

それでは、各期間の辛さの比較を行います。

私の経験に照らし合わせると、うつ病の期間別の辛さは以下のような序列になります。

  1. 急性期
  2. 社会復帰直後
  3. 回復期
  4. 社会復帰準備期

一番辛い急性期

言わずもがなですが、急性期が最もうつ病で辛い時期となります。

上記の通り、この時期はほとんど何もすることができず、言葉に表現できないほどの辛さを感じます。

ダントツで辛いのがこの急性期です。

実はかなり辛い社会復帰直後

そして2番目に辛いのが、社会復帰直後になります。

上記の通り、社会復帰直後というのは、体が会社での仕事に慣れるためにかなり無理をするため、心身ともに疲弊する時期になります。

そのため社会復帰直後の時期というのは、回復期や社会復帰準備期よりもかなり辛いというのが個人的な経験から見た感想です。

しかしながら、この辛さというのは会社で働くことに慣れていくにつれ徐々に和らいでいきます。

概ねの目安としては、復帰後3か月から6か月くらいすると、辛さは大分和らいできます。

ですので社会復帰直後というのは疲労による辛さはあるかもしれませんが、粘り強く辛抱していれば、なんとか体を鳴らしていけることが多いです。

辛かったり辛くなかったりする回復期

回復期は、その名の通り、徐々に回復が実感できる時期になります。

そのため、急性期に比べると大分楽になります。

一方で、まだまだ体調にムラがあるため、ある日は楽に過ごせたものの、ある日は辛かったということを繰り返す時期でもあります。

急性期や社会復帰直後よりは楽だけど、まだ体調は不安定なため、社会復帰準備期よりは辛いというのが回復期の位置づけとなります。

一番楽に過ごせる社会復帰準備期

これらの4つの時期のうち、最も辛くないのが社会復帰準備期となります。

社会復帰準備期というのはある程度体力もつき、また精神的にもある程度安定しているという事を前提としているため、ある意味これは当然の結果と言えるかもしれません。

私の経験では、この社会復帰準備期における状態が、うつ病発症前とそれほど遜色がなければ、かなりスムーズに社会復帰が行えると思います。

逆に、この時期にまだ体調が安定していない状態で復帰した場合には、復帰後にかなり苦労することが多いように思います。

そのような場合、個人的には社会復帰前により体調を安定させてから社会復帰をした方が、長期的には良い結果になるのではないかと思います。

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