うつ病の急性期(最悪期)から回復期へ進んだことを見分けるポイント

海と空

うつ病からの回復には3つのステップがあると言われています。

最も症状の重い急性期(最悪期)、少しずつ活動ができるようになる回復期、社会復帰に向けて準備する社会復帰準備期の3つです。

各ステップには明確な線引きがあるわけではありませんが、ある程度進んだことを見分けるポイントは存在します。

ここでは、うつ病が急性期(最悪期)から回復期へ進んだことを見分けるポイントをご紹介します。

ポイントは以下の3つです。

  1. 暇な感じがする
  2. 自発的に何かをやりたいと思う
  3. 軽く散歩をすると気持ちがいいと感じる

それぞれ説明していきます。

回復期へ進んだことを見分けるポイント

1、暇な感じがする

急性期においてしっかり休みエネルギーをためると、次第にそのエネルギーを使いたくなってきます。

そうすると、だいたい暇だなーと思うようになってきます。

この暇だなーという感覚が出てきたら、エネルギーがある程度十分溜まり、回復期へ移行したことのひとつの目安となります。

2、自発的に何かをやりたいと思う

上記の暇だなーという感覚が出てくると、自発的に何かをやりたくなってきます。

例えば部屋の掃除をしたり、本を読んだり、料理をしたり・・・。

これらのことをやってみて、しんどいと思うことなくできるようであれば、それは回復期に進んだことのひとつの目安となります。

3、散歩をして気持ちがいいと感じる

上記のように暇だなーと感じが出てきて、何かをやりたいと思ってきたら、軽く散歩をしてみましょう。

もし、軽く散歩をしてみて気持ちいいと感じられるなら、それは回復期へ進んだ目安になります。

散歩というのはそれなりにエネルギーを使うので、ある程度回復していないと気持ちいいと感じることができません。

一方で、もし軽い散歩でもしんどい感じがするのであれば、それはまだ回復期には届いてないと思われます。

その場合はもう少しよく休んでエネルギーを溜めることを心がけましょう。

終わりに

回復期に進んだことを見分けるポイントは上記のようにいくつかあると思われますが、個人的には3番目の軽い散歩をして気持ちいいと思えるかどうかが一番わかりやすいポイントではないかと思っています。

エネルギーが 十分に溜まっていないと、散歩をしてもしんどいと思うことが多いです。

一方で 気持ちいいと思える場合にはある程度十分なエネルギーが溜まっていると言えます。くれぐれもしんどいと思ううちは散歩をするのは控えましょう。

ここで無理をしてしまうとせっかく溜まってきたエネルギーが枯渇してしまい、回復を遅らせる原因となってしまいます。

あくまで散歩をするのは気持ちがいいと思えるまで待ちましょう。

うつ病の治療においては、あせらず慎重にということがとても大切です。

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