うつ病からの社会復帰(復職)を判断するポイント

海と船うつ病の回復プロセスにおいて、どのくらい回復したら社会復帰をするかというのは判断がとても難しい問題のように思います。

医者でも確信を持って判断するのは容易ではないと聞きます。

ここでは、私が思う社会復帰や復職を判断ポイントをご紹介します。

ポイントは以下の3つになります。

  1. 十分な体力が身に付いている
  2. 自発的に働きたいと思っている
  3. 出勤練習を問題なく行える

それぞれ説明していきます。

うつ病からの社会復帰(復職)を判断するポイント

1、十分な体力が身に付いている

社会復帰後はとてもエネルギーを必要とします。

会社という場所はいるだけでもエネルギーを必要とし、また実際に業務に取り組むとかなりのエネルギーを消耗します。

そのため、社会復帰後働き続けるには十分な体力が必要です。

目安としては 1日一万歩程度歩ける、1日活動をしても途中で疲れることなく過ごすことができる、といったことがポイントになると思われます。

2、自発的に働きたいと思える

よくある社会復帰に失敗するパターンの一つに、復帰を早まるというものがあります。

この復帰を早まるというのは、往々にして働かなければいけないという、働かないことに対する不安や焦燥感といったものにかられての復帰の場合が多いです。

やはり自発的に働きたいと思えるようにならないと、その後復帰してからも働き続けるというのはなかなか難しいものです。

そもそも人というのは社会性の動物であり、暇な時間を持て余していると自然と働きたいと思うようになるものです。

このような自発的な気持ちによる社会復帰かどうかという点が一つのポイントになるかと思います。

3、出勤練習を問題なく行える

社会復帰前は何度か出勤練習を行うと思います。

その練習において、不安な気持ちが強まったり本当に大丈夫かどうか疑問に感じる場合は注意が必要です。

そのような場合、もしかするとまだ精神的な部分において回復が足りていないのかもしれません。

不安な気持ちが強い場合は、もう少し様子を見て、不安な気持ちがあまりなくなってから社会復帰をした方がより上手くいく可能性が高まるのではないかと思います。

まとめ

以上3点ほど社会復帰を判断するポイントをご紹介しましたが、個人的には自発的に働きたいと思っているかどうかという点が一番重要なポイントではないかと思います。

人間というのは社会と関わっていたいと思う動物なので、うつ病の回復プロセスにおいてある程度回復が進むと、多かれ少なかれ働きたい、社会と接点を持ちたいという思いが出てくるものだと思います。

このような思いに沿った社会復帰であれば、おそらく復帰後も問題なく働き続けられる可能性が高いのではないかと思います。

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