体調の悪い日はドグマチール(スルピリド)とワイパックスの頓服でしのぐ

空と雲うつ病がかなり回復してきても、やはり体調が悪い日というのはあります。

そんな時はドグマチールとワイパックスという薬を頓服で使い、一日をしのぐことがあります。

ドグマチールで気持ちの部分を少し上げ、ワイパックスで心身をリラックスさせるというのが両者を同時に使う狙いになります。

ドグマチール(スルピリド)とは

ドグマチールとは、定型抗精神病薬と呼ばれるカテゴリーに属する薬で、色々な用途に使われています。

例えば胃腸の不調に使われたり、うつ病の治療に使われたり、また統合失調症に使われたりとその守備範囲はかなり広い薬です。

お薬110番にはドグマチールの効果は以下のように記載されています(うつ病に関する部分)

気分が晴れず落ち込んだり、悲観的になったり、眠れない・・そんなこじれた心の症状「うつ」を治します。脳の活動をよくして、気持ちが前向きになるのを助けます。脳内の神経伝達物質ノルアドレナリンの放出を促進する作用があるといわれます。

脳内のノルアドレナリンの放出を促進する効果があると記載されています。

そのため、作用としては不安や緊張を緩和するというよりは、気持ちを上げて楽にさせるような効果になります。

即効性のある薬のため、使って少しすると少し気持ちが楽になったような感覚になります。

ドグマチールの詳細については以下に記載しています。

ドグマチール(スルピリド)の効果と副作用。即効性はあるが強さはマイルド
ドグマチール(スルピリド)は、非定型抗精神病薬と呼ばれる薬の一つで、統合失調症、うつ病および胃潰瘍、十二指腸潰瘍など様々な疾患に用いられる薬...

ワイパックス(抗不安薬)とは

ワイパックスとは、抗不安薬と呼ばれる薬の一つです。

抗不安薬というのは不安を和らげる効果を持つ薬のことを指します。

ワイパックスは抗不安薬の中ではかなりメジャーな薬で、処方される頻度も割と多いようです。

お薬110番にはワイパックスの効果は以下のように記載されています。

このお薬は、おだやかな作用の心の安定薬です。不安や緊張感をやわらげ、気持ちを落ち着かせます。

神経症やうつ病など精神的な不具合にはもちろん、心身症のような体の不調が前面にでる病気にも使われます。

おだやかな作用で不安や緊張感を和らげるという記載になっています。

この不安や緊張を和らげるという効果により、心身を休みやすい状態にしてくれます。

ワイパックスの詳細は以下に記載しています。

ワイパックス(ロラゼパム)の効果と副作用。眠いがよく効き頓服としても使える
ワイパックスは抗不安薬と呼ばれるカテゴリーに属する薬です。 抗不安薬は精神安定剤とも呼ばれる薬です。 ワイパックスは抗不安薬の中...

体調の悪い日はドグマチールとワイパックスを頓服薬として使う

うつ病がある程度回復してきても、体調が悪いというのはしばしば訪れます。

そんな時、私の場合ドグマチールとワイパックスという薬を同時に頓服として使い、その日をしのぐことがあります。

ドグマチールとワイパックスを同時に使う狙い

狙いとしては、まずワイパックスを使うことで体をリラックスさせ休みやすい状態にします(場合によってはそのまま寝てしまうこともあります)

そして同時にドグマチールを使うことで、精神的な辛さを若干和らげ、またエネルギー不足にも対処します。

この二つを使うことによって、その日一日をなるべくしんどくないように過ごし、できるだけ 早く体調を回復させるというのがこの処方の狙いです。

働いているときも割とよくこの方法を使いましたが、これらの薬のおかげなのかどうか明確にはわかりませんが、結果的に2日連続で休むということはほとんどありませんでした。

この2つの組み合わせは、片方は上げる方(気持ちを持ち上げる)に作用し、もう片方は下げる方(不安や緊張を和らげる)に作用するため、相乗効果があると感じています。

もちろんこの組み合わせが万人にとってベストではないかもしれませんが、個人的にはよく使う方法となっています。

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