世の中には便利でお得なサービスが数多く存在します。
その中の1つに1000円カットがあります。
かつては髪を切るとなると3000円以上掛けて、時間も1時間くらいかかるのが定番でしたが、1000円カットはこれらの常識を覆す素晴らしいサービスです。
ここでは1000円カットの素晴らしさ(メリット)と少ないながらもデメリットをご紹介します。
1000円カットのメリット
とにかく安い
1000円カットの第一の魅力は、そのコストの安さです。
1000円(税込み1080円)で髪が切れるというのは以前に比べると価格破壊も甚だしいです。
かつての平均3000円程度の散髪に比べると、コストは3分の1になっています。
では実際にそのクオリティはというと、正直私のような素人目には3000円以上の美容院と何が違うのかよくわかりません。
費用対効果という意味で、とてもリーゾナブルなサービスと言えます。
とにかく速い
1000円カットの第二の魅力はその速さにあります。
通常のカット時間は約10分程度です。
美容院の約1時間に比べると、6分の1の短さです。
ではその分クオリティが落ちるのかというとそうではなく、既に述べたように素人目には違いが全くわかりません。
今まで1時間くらいかけていたのは一体なんだったんだと思えるレベルです。
また、スピードが速いことには他にもメリットがあります。
それは体調が悪くても10分程度であればなんとかなることが多いという点です。
正直体調の悪い時に美容院などで1時間過ごしてしまうと、体調の悪さに拍車がかかること必須なのですが、10分であればあっという間に終わるため、体調への負担が少なく済みます。
このスピードの速さは、体調に自信のない人には計り知れないメリットとなります。
会話をしなくてよい
美容院などに行くと、よく時間をかけて髪を切ってもらいながら、世間話などをすることがあります。
これは会話をすることにより、その美容師への親近感が増し、リピーターを増やすという戦略が含まれていると思います。
一方で、1000円カットの場合には、そもそも持ち時間が10分と短いため、会話などにうつつを抜かしている暇などありません。
ひたすらカットしてドライアーをかけて髪の掃除をして終わりです。
この会話がないというのはとても楽です。
体調の悪い時などあまり人としゃべりたくないのですが、話しかけられると応答しないわけにはいきません。
また、応答するにしても、あまりにぶっきらぼうだとその後の空気が気まずくなることも多々あります。
つまり、会話には相手を気遣い、エネルギーを消耗させるという罠が仕込まれているのです。
その点、基本的に会話のない1000円カットはただ10分待てばいいだけなので楽なことこの上ないです。
もちろん最初にどのようなカットにするのかなどの最低限の会話は必要ですが、美容院に比べると雲泥の差です。
髪を切るときに会話も求める人には不満かもしれませんが、私のようにとにかく短時間で切ってくれればそれでいいという人には素晴らしいサービスであると言えます。
1000円カットのデメリット
ここまで1000円カットのメリットのみを述べてきましたが、もちろんデメリットも存在します。
ただ個人的にはここに記載するデメリットはとるに足らないものののように感じています。
毎回の仕上がりにばらつきがある
美容院の場合、指名をして毎回同じ人に頼むと、その人の中に自分の髪型に関するデータがインプットされているため、毎回同じような感じで仕上げてくれます。
一方、1000円カットの場合にはそのようなシステムはないため、毎回違う人か、もしくは同じ人でも以前の髪型など覚えてもいません。
そして、毎回同じように仕上がりを説明するのですが、全く同じ説明をしているにも関わらず、人により仕上がり具合がそれなりに異なってきます。
同じ人に同じように言うと、概ね同じ結果になるのですが、違う人の場合には全く同じ説明をしても、そこそこの違いが出てきます。
これは一重に説明に対する解釈の違いに起因するものと思われます。
「バッサリ短くしてください」といっても、そのバッサリ短くという感覚が人によって異なるのです。
そのため、仕上がり具合が人によって微妙に違ってくるという結果になります。
傾向としては、男性より女性の方が仕上がりがマイルドで、男性の方が思い切ってバッサリ切ってくるという印象があります(あくまで主観ですが)。
ただ、このばらつきに関しては個人的には目くじらを立てるほどのことでもないため、概ね許容範囲内と考えています。
シャンプーがない
1000円カットにはシャンプーはありません。
その代わりにあるのが、最後に掃除機のようなもので髪の毛を吸い取るサービスです。
おそらく人によってはこのサービスに不快を感じます。
掃除機的なものを自分の頭に当てられるのは、なんとなく自分をモノとして扱われているような気にもなります。
個人的にはあまり(というか全く)気になりませんが、気になる人には気になると思います。
また、シャンプーがないことのデメリットは、その後自分で風呂に入らないと、切った髪の毛が部屋に散乱するということです。
上記のように掃除機のようなもので髪の毛は吸い取られるのですが、正直この機械では不十分で、その後ベッドに寝っ転がったりするとそれなりの量の髪の毛がベッドに付着します。
そのため、私の場合には1000円カットに行った日には、必ずシャワーを浴びて髪の毛の取り残しをきれいにするようにしています。
正直なところ、+500円くらいでシャンプーのサービスがあればよりいいのになと思っています。
まとめ
以上、1000円カットのメリットとデメリットをご紹介してきました。
今一度まとめると、以下のようになります。
メリット
- 安い
- 速い
- 会話がない
デメリット
- 仕上がりにばらつきばある
- シャンプーがない
メリットとデメリットの両方を記載していますが、個人的にはメリットの方が圧倒的に大きいです。
正直1000円カットを経験してしまうと、以前のような1時間くらいかかる美容院や床屋には行く気が起きなくなります。
特に、体調に不安があったり、お金に心配がある人にとっては、この上ないサービスではないかと思っています。