かつてイソミタールという今となっては珍しい睡眠薬が処方されたことがありました。
しかしながら、このイソミタールという睡眠薬は怖すぎて使うことができませんでした。
ここでは、このイソミタールの特徴と処方された経緯、怖くて使えなかった話をご紹介します。
イソミタール(睡眠薬)の特徴
イソミタールとは、バルピツール酸系という古いカテゴリーの睡眠薬で、現在主流のベンゾジアゼピン系の薬が開発される前に主に使われていた系統の睡眠薬のようです。
効果の切れ味は鋭いものの、耐性が速やかに形成され、依存性も強いため現在ではほとんど処方されることはないと言われています。
お薬110番には以下のように記載されています。
- この系統は、続けているうちに効き目が落ちたり、急に中止すると反発的な症状が強くでることがあります。服用量の安全域も広くありません。このような欠点から、不眠症に処方される機会は少なくなっています。
また、ネットで調べると以下のような記述が見られました。
イソミタールは危険性の高い薬なので私は処方することはまずありません。
(ある精神科医のコメント)
眠るというよりは、気絶するという感覚に近い作用
(イソミタールを使用したことがあるという人の感想)
これらのコメントを読み、私はこの薬を使うのがとても怖くなり、結局使うことができませんでした。
イソミタールが処方された経緯
イソミタールが処方されたのは、一度復職してから数か月経った頃でした。
その頃、仕事の疲れと緊張から、睡眠が十分にとれない状況が続いていました。
この時期に睡眠がきちんととれないとまずいということで、ベンゾジアゼピン系の薬が何種類か処方されたのですが、それでも状況は改善されませんでした。
そこで最終手段として登場したのがこのイソミタールという睡眠薬でした。
しかしながら、上述のように、このイソミタールは調べるととても危険な薬のような感じがして、一度使ったら手放せなくなるのではないか、ベッドじゃない場所で突然眠ってしまったら大変なことになるんじゃないかと思い、結局使うことができませんでした。
リフレックスの眠気を逆手にとる
ではどのようにしてこの時の睡眠障害を解消したかというと、当時使用していたリフレックスの量を増やしました。
リフレックスは特に使用初期の眠気が強烈なため、リフレックスを増やすことでこの眠気を逆手にとろうという作戦でした。
リフレックスを増やすと案の定強い眠気に襲われ、その日はぐっすり眠ることができました。
そして、一度しっかり眠ることができると体の緊張が解け、その後も必要な睡眠がとれるようになりました。
このようにしてこのときはなんとかピンチを切り抜けることができました。
つくづくリフレックスにはお世話になってるなあと感じます。