うつ病からの復職前や社会復帰前に不安や緊張を感じた時の5つの対処方法

うつ病からの回復復職前や社会復帰前というのは、多かれ少なかれ不安や緊張を感じます。

やはり、長い間療養していた状態から、社会に復帰するという環境変化は心に緊張感をもたらします。

そして、不安や緊張により睡眠が乱れるということも多々あります。

ここでは、そのような場の5つの対処方法をご紹介します。

復職や社会復帰直前の不安への5つの対処方法

1、不安を感じるのは当たり前と開き直る

復職前に不安を感じるのは当たり前であり自然なことです。むしろ不安を感じない人の方が少数派でしょう。

ですのでまずは、不安を感じるのは当たり前なのだと開き直ってしまいましょう。

復職する際には誰もが通る道です。

自分だけに特別に不安が襲ってくるというわけではないことを頭の片隅に留めてきましょう。

2、散歩など体を動かして気を紛らわす

一旦不安に囚われてしまうと、不安が頭からなかなか消えないという状態に陥りがちです。

そのようなときは、何かをして気を紛らわせるようにしましょう。

すすめは散歩をしたり、ストレッチをしたりといった軽く体を動かすことです。

体を動かすことで、思考が不安からそれ、気持ちを紛らわすことができます。

ただし、この時負荷のかかる運動はすすめしません。

負荷をかけすぎてしまうとせっかく回復してきたエネルギーを消耗してしまう可能性があるためです。

あくまで適度な運動で気を紛らわすようにしましょう。

3、不安な気持ちを吐き出す

不安な気持ちを素直に吐き出してみましょう。

身の回りの人や会社の関係者、医師など、自分が話しやすい人に今の自分の気持ちをいうだけで、気持ちが和らぐ場があります。

特に医師の場には自分と同じような境遇の人を何人も見てきているはずなので、不安な気持ちを理解し、適切なアドバイスなり処方なりをしてくれる可能性が高いです。

ですので困った時ほどうまく医師を活用していきましょう。

4、薬を使う

不安感が強く、日常生活に影響が出ている場には薬を使うというのも1つの方法です。

薬を使い、不安を和らげることで普通に生活できるようになれば、自然と不安が消えていくこともあります。

不安に対して薬を使うのは依存性の題もあり注意が必要ではあるものの、使うべき時はしっかりと使った方が結果としてよい方向に向かう場が多いです。

この辺りは医者ともしっかり相談しましょう。

5、復職を先延ばしにする

復職前にある程度の不安感が出るのは普通のことです。

しかしながら、不安感がとても強く、睡眠に大きな影響が出ていたり、日中も不安感でじっとしていられず、常に焦燥感に駆られているような状態の場には注意が必要です。

このような状態になってしまう背景には、精神面での回復がまだ不十分な可能性があります。

そのため、通常の範囲を超えて精神的に不安定な状態に陥ってしまう場には、復職日を先延ばしにするというのも一つの方法です。

先延ばしすることにより精神的に落ち着きが戻り、その間に体調が戻ってくれば、より良い状態で復職できる可能性が高まります。

もし、精神的な不安定さがとても大きい場には、復職の先延ばしも検討しましょう。

まとめ

以上、復職や社会復帰前に不安を感じた時の対処法をご紹介しました。

今一度まとめると以下のようになります。

  1. 不安を感じるのは当たり前と開き直る
  2. 散歩など体を動かして気を紛らわす
  3. 不安な気持ちを吐き出す
  4. 薬を使う
  5. 復職を先延ばしにする

復職前というのは何かと不安を感じることが多いのですが、多くの場、対処可能なことが多いです。

そして、復職という未知なる未来に対する不安のため、復職をしてしまえば不安が軽減されるということも多々あります。

そのため、例え不安を感じたとしても、それは当たり前のことであり、決して自分の状態のせいではないということを頭の片隅に留めてくことが重要なのではないかと思います。

復職前の不安というのは一過性のものです。

うまく不安を紛らわしつつ復職に臨みましょう。

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