うつ病において、社会復帰(復職)は一つのゴールではありますが、それと同時に新たなスタートでもあります。
むしろ社会復帰してからの方が本番ともいえます。
ここでは、うつ病からの社会復帰後の過ごし方のポイントをご紹介します。
ポイントは以下の4つになります。
- 当初一か月はまずは会社に行くことを目標にする
- 仕事後や休日はひたすら休む
- プライベートな用事は入れない
- 飲み会などの会社のイベントは極力控える
うつ病からの社会復帰後(復職後)における過ごし方のポイント
1、当初一か月はまずは会社に行くことを目標にする
しっかりと体調を整え、社会復帰を果たしたとしても、やはり最初から普通に仕事をこなすことは難しいです。
また、復帰当初は強烈に疲れるため、復帰後一か月程度はまず会社に休まず行くということを目標にしましょう。
遅刻せず会社に行き、定時に帰ってこれればまずOKとしましょう。
そのうち体が慣れてくるにしたがって、ある程度業務もこなせるようになってきます。
2、仕事後や休日はひたすら休む
どのくらいの回復度合いで復帰するかにもよりますが、会社というのはいるだけでもエネルギーを使う場所なので、復帰後は強烈にエネルギーを消耗します。
そのため、復帰後数か月は仕事後や休日はひたすら休み、消耗されたエネルギーの回復に励むようにしましょう。
まずは平日に会社で消耗されたエネルギーを仕事後と週末に回復し、再びエネルギーが充電された状態で月曜を迎えられる、というリズムを作るように努めましょう。
3、プライベートな用事は入れない
上記でも述べたように、復職後は強烈に疲れます。
そのため、仕事後や休日にプライベートな用事を入れることは極力避けるようにしましょう。
まずはしっかり休んで会社に行き続ける体制を整えることの方が大切です。
特に復帰間もないころに引っ越しなどの大きなイベントをいれることはかなり無謀なので、控えるようにしましょう。
4、飲み会などの会社のイベントは極力控える
これ、かなり悩ましい問題だと思います。
復帰後、復帰祝いと称して飲みに誘われることがあるかもしれません。
もしくは歓迎会を開かれるかもしれません。
しかしながら、上述のように復帰後はエネルギーを消耗し、大変疲れるため飲み会に行くエネルギーは基本的にほとんど残っていないと思います。
ですので会社の人間関係的なところを考えるとなかなか難しいところではありますが、まずは体調を優先し、極力飲み会の誘いは断るようにしましょう。
ちなみに私の場合、飲み会の誘いを断りまくっていたところ、そのうち全く誘われなくなりました。
それはそれで少し寂しいですけどね(苦笑)
終わりに
何度か述べていますが、復職後はとても疲れ、そしてとても大変です。
日々会社に行くだけでも相当苦労すると思います。
私自身、1度目のうつ病からの復職の時は直前の体調がよかったこともありかなり楽観視していたのですが、いざ復職すると想像をはるかに超える大変さでした。
しかしながら、最初は大変ですが、何か月もすると徐々に体は慣れてきます。
そのため、復職後強烈に疲れてしんどくなっても、そのうち体が慣れてくると信じ、日々をやり過ごすことが大切だと思います。
くれぐれも当初から何か成果を上げようなどという考えはやめましょう。
あせらず、ゆっくりと、着実に回復していきましょう。