レキソタンのジェネリック「セニラン」の効果・副作用と薬価・適応

空と太陽

セニランは、レキソタンのジェネリック薬品です。

ジェネリックは別名後発薬とも言われ、元祖の薬の特許期間が過ぎた後に、元の薬と同じように作られたものになります。

つまり、ジェネリックは効果や副作用という観点からは元祖の薬と同じものになります。

レキソタンは発売が1977年と、大変歴史のある古い薬ですが、現在でもよく使われる抗不安薬の1つです。

ここでは、レキソタンのジェネリックであるセニランについてご紹介します。

ジェネリック医薬品とは?

ジェネリック医薬品とは、新薬の特許が切れたあとに販売される、新薬と同じ成分を持ち、同じ効き目薬です。

製薬会社が新薬を発売した際には、特許を取得するため、特許期間中は他の製薬会社は同じ薬を開発・販売することができません。

特許期間が切れた後に、先発薬(新薬)と同じように作られた薬がジェネリックとなります。

新薬で既に有効成分、薬の構造などがわかっているため、ジェネリックは少ないコストで開発することができます。

そのため、一般的に先発薬に比べ、薬価が安いという特徴があります。

セニランの概要

まず、上記のように、セニランはレキソタンのジェネリックであるため、効果としてはこの2つは同じものと考えてしまって差し支えありません。

以下に簡単にレキソタンの効果と副作用をご紹介します。

レキソタンの効果

レキソタンは抗不安薬と呼ばれるカテゴリーに属する薬です。

抗不安薬とは、別名精神安定剤とも呼ばれ、不安を和らげ、心身を休みやすい状態にする薬です。

レキソタンの特徴としては、作用時間がそこそこ長く(中時間作用型)、また抗不安作用も強くなっています。

そのため、ある程度の時間、しっかりとした抗不安作用を必要とする場合によく使われる薬となっています。

レキソタンの抗不安作用の強さには定評があり、使って間もなくすると頭がぼーっとしてきて、思考がマイルドになるような感覚に襲われます。

そして、同時に、ある程度の眠気を感じます。

場合によってはレキソタンを使った後に眠ってしまうこともあります。

このレキソタンという抗不安薬は、作用が強いにも関わらず、比較的眠くなりにくいと言われていますが、私が使った限りにおいてはそれでも結構眠くなります。

ですので、働きながら使うような場合には、ある程度注意が必要ではないかと思います。

レキソタンの副作用

レキソタンをはじめとした抗不安薬にはいくつかの副作用があります

代表的なところでは、

  • 耐性
  • 依存性
  • 眠気
  • ふらつき

などです。

眠気とふらつき

抗不安薬と睡眠薬は親戚のようなものなので、「眠気」やそれにともなう「ふらつき」といった副作用が発生するのは致し方ないことです。

この辺りはあらかじめ認識しておく必要があります。

レキソタンの場合は、確かな効果があるため、眠気やふらつきなどの副作用は比較的注意が必要と思われます。

私が使った限りにおいては、レキソタンを使った後にふらふらになるということはありませんでしたが、眠気についてはかなりの頻度で感じました。

耐性と依存性

副作用としてより問題なのは、「耐性」や「依存性」といった症状です。

「耐性」というのは、その薬を使い続けていると、体が慣れてしまい、同じ効果を得るためにはより多くの量を必要としてしまうことと言います。

「依存性」というのは、その薬に依存してしまい、その薬なしではいられない、その薬が止められないという状態になってしまうことを言います。

この2つは由々しき問題ですので、抗不安薬や睡眠薬は1か月以内の使用が望ましいと言われています

レキソタンは作用時間はやや長いタイプの薬ですが、抗不安作用が強いため、依存性や耐性についてはある程度注意が必要と思われます。

なお、レキソタンの詳細については、以下の記事をご参照ください。

レキソタン(セニラン)は強い抗不安効果を持つが、副作用で眠くなる
レキソタンは抗不安薬と呼ばれるカテゴリーに属する薬です。 抗不安薬は精神安定剤とも呼ばれる薬になります。 レキソタンは抗...

レキソタンのジェネリック

レキソタンのジェネリックは以下の種類になります(お薬110番より)

  • セニラン: 細粒1%、1mg、2mg、3mg、5mg

とても珍しいのですが、レキソタンよりもジェネリックのセニランの方が種類が多くなっています。

具体的にはレキソタンには3mgという量は存在しないのですが、セニランにはあります。

この辺りは、レキソタン/セニランはとてもよく使われる抗不安薬の1つなので、利便性を向上させるためにジェネリックでは更に種類を増やしたのではないかと考えられます。

ジェネリックのメリット

ジェネリックのメリットはなんといっても薬価が安いことです。

一般的に、ジェネリックになると、薬価は数分の1程度になります。

もちろん効果は先発薬(レキソタン)と変わりません。

現在レキソタンを使われている方は、ジェネリックを使った方がお財布に優しくなります。

セニランの薬価

では、レキソタンのジェネリックであるセニラン錠の薬価はどのくらいなのでしょうか。

以下が先発薬のレキソタンとの比較になります。

  • 細粒1%:レキソタン26.5円⇒セニラン錠23円
  • 1mg:レキソタン5.6円⇒セニラン5.6円
  • 2mg:レキソタン5.8円⇒セニラン5.6円
  • 5mg:レキソタン13円⇒セニラン7.2円

実は、レキソタンとセニランでは、薬価はそれほど変わりません

というのは、レキソタン自身が大変古い薬のため、時間と共に薬価が安くなってきたためです。

上の価格を見ていただいてもわかる通り、レキソタン自体が大変安い薬になっています。

ですので、レキソタンに関しては、5mgなどのある程度の量を使う場合には、ジェネリックの方がお得という薬価の設定になっています。

ただ、セニランはレキソタンと同じか、それより多少安くはなっているため、レキソタンを使われる場合には、セニランに置き換えることをおすすめします。

セニランの適応

セニランの適応疾患は以下になっています。

  • 神経症における不安・緊張・抑うつ及び強迫・恐怖
  • うつ病における不安・緊張
  • 心身症(高血圧症、消化器疾患、自律神経失調症)における身体症候並びに
    不安・緊張・抑うつ及び睡眠障害
  • 麻酔前投薬

これらを見ると、主として不安や緊張、睡眠障害、うつなどに使用される薬と言えます。

レキソタンと適応疾患は同じですので、今レキソタンを使っている方は、そのままセニランに置き換えることが可能です

上記のように、薬価の面ではジェネリックの方がお得ですので、レキソタンを使われている方、処方された方は、ジェネリックを使用されることをおすすめします。

適応疾患が違う場合もある

ジェネリックが発売された直後の場合には、先発薬とジェネリックとで適応が異なり、単純に置き換えることができない場合があります。

なぜこのようなこと起こるかと言うと、先発薬の特許は適応疾患毎に管理されているためです。

例えば、最初に統合失調症の適応でAという薬が発売され、その後何年かしてうつ病が適応に加わったとします。

このような場合には、Aのジェネリックが発売されても、当初は適応が統合失調症しかなく、ある程度時間が経ってからうつ病も適応になるということが起こり得ます。

セニランに関しては、先発薬もジェネリックも発売からかなり時間が経過しているため、このような適応の不一致はありませんのでどの適応であってもそのまま置き換えることが可能です。

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