うつ病に罹った場合、その状態や状況により、入院という選択肢がなされることもあります。
この入院をする際には、大部屋より費用がかかったとしても個室にすることを個人的にはおすすめします。
うつ病で入院の際に個室がよい理由
うつ病で入院する背景は、なかなか家で休めない状態であったり、自分では全く何もできない状態であったりといろいろな理由があると思われます。
しかしながらどのような理由であれ、入院をするというのは状態がかなり悪いというのは共通の要因ではないでしょうか。
うつ病の状態が悪い時というのは、エネルギーが枯渇し、ほとんど何もできず、ただただ休むことしかできない状態です。
そのような時は人と会ったり接したりということがとても負担になります。
このような状態のとき、大部屋に入院してしまうと、強制的に他の患者と同じ空間で過ごすことになります。
家族にすら会いたくないと思うような状態の中で、見ず知らずの人と一緒の部屋で生活するというのはかなりストレスフルなものです。
ましてもし同室になった方が少し変わっていて、自身の休息の妨げになるようなことがあれば休むべき時にしっかりと休むことができなくなってしまいます。
当然同室になる人というのは自分では選べないため、完全なギャンブルになってしまいます。
このような理由から、入院する際はあまり大部屋はおすすめできません。
入院中は看護師や医師ですら煩わしく感じる
私の場合、かつて入院したときには個室でした。
そのため上記のような煩わしさはなかったものの、それでも人との接触には煩わしさを感じました。
入院というのは、常に管理・監視されている場所に置かれるため、毎日の看護師による問診や医師による回診、また、食事を届けてくれる方との接触などがあります。
このような関わりすらとても煩わしく感じ、できる限り接触をなくしてそっとしておいてほしいというのが入院中の私の気持ちでした。
ですのでもし個室でなく、より人との距離感や接触頻度が高まる大部屋だった場合、そもそも入院をする意味がなかったかもしれません(ゆっくり休めないという意味で)
個室に入院する際の費用
もちろん現実的には個室の方が費用がかかりますので経済的に心配なところです。
大体の目安としては、良心的なところであれば個室の差額ベッド代は1日7000円くらいですので、月に20万円強の追加負担がかかることになります。
医療保険に入っている場合には、差額ベッド代が補填される場合があるので、その辺りは是非事前に調べておいた方がよいです。
全く働けない状態での追加の20万強の負担というのは大変ですが、一時的な出費であること、より回復のスピードを高めるための出費であることを考えると、将来への前向きな投資と捉えることもできます。
まとめ
うつ病で入院する際に、大部屋か個室かはそれぞれにメリットデメリットが存在します。
上記で述べたように、大部屋のデメリットは
- 他の人が気になりしっかり休めない可能性がある
- 変わった人と同室になるリスクがる
といったところです。
一方で個室のデメリットは
ということです。
それぞれのメリットデメリットを勘案しながら、自身に合った方法を選択すればよいと思いますが、個人的には費用はかかるものの、よりよく休める可能性の高い個室の方をおすすめします。