休職中なのに旅行に行くのはけしからんという批判に対する反論

夕焼けの空休職中なのに旅行に行って楽しんでいると言う話を耳にすることがあります。

また、その行動に対し会社の人が批判すると言う事がある様です。

しかし、個人的には休職中に旅行に行くことは必ずしも悪いこととは考えていません。

もちろん、全ての旅行を擁護するわけではないのですが、中にはいい旅行と悪い旅行というものが存在します。

ここでは、休職中にも関わらず旅行に行くのはけしからん、という批判に対する個人的な見解、反論をご紹介します。

休職直後に旅行に行くのはダメ

休職直後に旅行に行くというのは流石にダメでしょう。

休職直後と言うのは最も症状が重く、基本的には何もできない状態が続きます。

エネルギーが枯渇しており、日常生活を送るのもままならない状態です。

意欲も全く湧かず、そもそも旅行に行くと言う気が起きないと思います。

この様な状態において、旅行に行き楽しむと言うのは甚だ疑問があります。

旅行に行って楽しんでいる様子を facebook や instagram などに投稿しているといった話も耳にすることがありますが、これに関しては正直私には理解することができません。

このようなことができるのであれば、そもそも休まずに働くことが可能ではないかと思えてきます。

そういった意味で、休職直後に旅行を楽しんでいる場合には、確かに本当に病気かどうか疑わしく、批判されても致し方ないのではないかと思います。

しっかり休みエネルギーが溜まった後に旅行に行く

しっかりと療養し、ある程度エネルギーが溜まってくると、旅行に行くことも可能になってきます。

この段階における旅行は、必ずしも批判されるべきものではありません。

なぜなら、旅行が回復を図るの1つのバロメーターにもなりますし、旅行に行き、リフレッシュすることで回復を早めることができる可能性もあるためです。

ただし、この場合にも、慎重に旅行に行く必要があります。

というのは旅行と言うのは日常生活から離れ、非日常の空間で過ごすことになるため大変多くのエネルギーを消耗するからです。

旅行に行く場合にも、例えば「アジア一周 7泊8日の旅」の様な激しいものではなく、比較的近場でアクセスの良い場所に、一泊だけ旅行に行く、と言う様な形を取った方が良いと思います。

旅行に行くことで回復を妨げてしまっては本末転倒です。

あくまでも、無理のない範囲でエネルギーの消耗を抑えながら、ゆったりとリラックスして過ごせるということを重視することが大切かと思います。

復職直前には無理なく旅行に行ける必要がある

既に述べたように、旅行に行けるか行けないかというのは回復の1つのバロメーターになります。

旅行に行ったはいいものの、エネルギーを消耗してしまい旅先で寝たきりになってしまった、というのでは全くもって本末転倒です。

回復を早めるどころか、遅らせる原因になってしまいます。

一方で、しっかりと回復している状態であれば、旅行に行っても楽しむことができるはずです。

そういった意味で、社会復帰の直前には一度旅行に行くと言う事を個人的にはお勧めします。

旅行に行っても体力的に問題なくちゃんと楽しめるかどうかで、自分の今の状態が把握できるからです。

社会復帰をするためには、少なくとも旅行を楽しめるぐらい心身共に回復している必要があります。

もし旅行をしても体力的にしんどく、あまり楽しめないのであればまだその状態では社会復帰は時期尚早です。

そのような場合には、まだしっかりと休息を取り、エネルギーを蓄えていく必要があります。

旅行に行っても以前と同じ様に体力的にも問題なく楽しめると言う状態であれば、社会復帰は近いのではないかと思います。

まとめ

休職中にも関わらず旅行に行っていてけしからんという批判がありますが、個人的には必ずしも旅行に行くことがダメだとは思っていません。

もちろん休職直後に旅行に行って楽しんでいる様な場合には、仮病を疑われてしまっても仕方ないと思います。

一方で、ある程度回復した後であれば、旅行に行くことは可能であり、また旅行でうまくリフレッシュすることで回復を早めることも可能です。

特に、社会復帰の直前の時期においては、旅行を楽しめるぐらい回復していないと社会復帰後にうまくやっていくことは難しいです。

そういう意味で、試しに旅行に行って今の状態を把握してみるというのも一つの手段ではないかと思います(もちろん旅行が好きでない人にはおすすめしませんが・・・)

このように、休職中の旅行というのはその時期によって位置づけが大きく変わるため、必ずしも批判されるべきものではないと思います。

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