うつ病も回復期になると少しずつ色々な事が出来るようになってきます。
自分の趣味についても徐々に楽しめるようになってきます。
しかし、回復期においては趣味に没頭しすぎる事については注意が必要です。
趣味に入れ込みすぎてしまうことはエネルギーを消耗し、体調の悪化につながります。
趣味に没頭しすぎるとエネルギーを消耗する
回復期の活動しすぎに注意
うつ病も回復期になると徐々に活動ができるようになり、趣味も徐々に行えるようになってきます。
なまじ回復期においては、それまでほとんど何もできなかったのが、徐々に活動できるようになるため、活動しすぎてしまうということが発生します。
趣味を持つというのはとても大切なことなのですが、趣味にハマりすぎるというのは回復期においてあまり良くありません。
趣味にハマりすぎてしまうと、その時の自分の許容量を超えて活動してしまい、それまで溜めてきたエネルギーを消耗してしまうためです。
また、趣味というのは、やっていて楽しいことなので、時間を忘れて没頭していたら気が付いたら疲労困憊になっていたということもしばしば起こり得ます。
ですので趣味を行うこと自体は良いことなのですが、適度にバランスをとりながら行っていく必要があるかと思います。
気が付くと許容量を超えている
回復期においては、まだエネルギーの回復が十分ではありません。
そのため、今自分ができることと、実際の許容量には差があることも珍しくありません。
結果として、気が付くと自分の許容量を超えてしまっているということが多々あります。
一旦許容量を超えてしまうと、回復するまでに何日も寝込む必要が出てくることもあります。
このようなことを避けるためにも、回復期においてはやや物足りないぐらいの活動量にしておく方が無難かと思われます。
かつて失敗した経験
私の経験で言うと、かつて回復期においてWEBサイトの構築にハマってしまったことがありました。
Webのデザインに凝ったり、ソースコードを自分でいじったりと熱中してかなりエネルギーを消耗する活動をしてしまいました。
そして、結果それまで溜めていたエネルギーを使い果たしてしまい、急性期に逆戻りしうつ病の治療を一からやり直すという苦い経験をしたことがあります。
この時のことは今でも心から後悔しております。
ルールを決めて、没頭しすぎを抑える
このようなことにならないためにも、回復期においては趣味に没頭しすぎず、そこそこでやめるという習慣をつけるということが大切ではないかと思います。
できるだけ抑えようと思っているだけでは、人間というのはなかなかその通りにいかないものなので、具体的なルールを決めることをおすすめします。
どのようなルールがいいかは趣味の種類にもよるのですが、例えば、
- ネットの使用であれば、1日1時間まで
- 散歩であれば、1日1万歩まで
- マンガは1日5冊まで
- ツイッターは1日30分だけ
のように、具体的な数値で管理してしまうのが最も安全です。
また、各項目ごとに点数をつけ、その点数の合計がある基準を上回らないようにするというのも管理の仕方としては優れていると思います(ここまでやるのは少し面倒ですが・・・)
いずれにせよ、回復期においては趣味もやりすぎると害になってしまいますので、ほどほどのところでやめるという習慣を身に着けることが大切かと思います。