うつ病で休職した場合その会社でのキャリアは諦め、新しい働き方を探す必要がある

澄んだ海うつ病で休職をすると、その後の会社でのキャリアには大きなデメリットとなります。

率直に言って、その会社で大きく出世することはかなり難しくなると思われます。

場合によっては、降格などをして、給料が減ることもあります。

そのため、うつ病で休職した場合、その後の生き方や考え方を大きく変える必要があります。

うつ病による休職はキャリアに大きなデメリット

減点主義の評価

日本の会社というのは、徐々に変わってはきているものの、未だ年功序列の色が強く、評価も減点主義のところが多いです。

減点主義というのは、何かトラブルを起こしたりミスをしたりすると減点をして、その後の昇進や昇格に響くと言った評価システムのことを言います。

要するにポジティブサイドよりネガティブサイドを重視するわけですね。

そのため、特に何も問題を起こさずに粛々と日々を過ごしている人の方がどんどんと着実に出世をしていく、ということが日本の会社ではよくあることです。

うつ病による休職は大きなマイナス

うつ病での休職と言うのは、この減点主義から大変大きな影響を受けます。

うつ病で休職というのは目に見えて分かりやすいネガティブな要素の為、会社における評価は著しく下がります。

また復職後しばらく経ち普通に働けるようになった場合も、うつ病で休職したという過去はずっとついて回り、精神的に何か問題があるということで不遇な評価をずっと受け続けることも考えられます。

その会社でのキャリアを諦める

率直に言って一度うつ病で休職した場合、その会社でのキャリアは諦めた方が良いかと思います。

ここで言う諦めるという意味は、その会社で働くことを諦めるという意味ではなく、あくまで大きく出世することを諦めるという意味です。

うつ病というのはやはりハンデを抱えながら働くということになるため、出世云々よりもまずは体調管理というのが大切になります。

おそらく同期や後輩からもキャリアでどんどん遅れをとっていくというような事が十分に起こり得るかと思いますが、そこは気持ちを切り替えていく必要があります。

転職も一つの手段

どうしてもそのような状況が耐えられないという場合には、転職という手段もあるかと思います。

転職をしてしまえば、それまでの評価は白紙に戻り、新しい会社で新たなキャリアが始まります。

転職は体調が安定してから

ただし、転職というのは環境が大きく変わり、また新しい仕事というのを1から覚えなければいけないため、心身にかなりの負担をかけることになります。

そのため体調が不十分な状態での安易な転職というのはあまりお勧めできません。

転職をするのであれば、体調がある程度安定し、新しい環境にも慣れることができるくらいの余力ができてからするべきです。

新しい生き方、働き方の模索

以上のように、うつ病で休職した場合にはそれまでの生き方や考え方を変える必要があります。

バリバリ働いて、出世を目指すというキャリア志向の生き方ではなく、 自分の心身の健康を第一に考え、どういう生き方、働き方であれば心身に負担が少ないのかを考えていく必要があります。

うつ病で休職すると、人生における優先順位が大きく変わります。

それまでの考え方を変え、より自分にとって生きやすい生き方を模索していく必要があります。

もし何も変えずに発症前と同じことをしてしまうと、再度体調が悪化するなど同じことを繰り返すことになります。

自分の強みや弱み、どういう環境がよくてどういう環境が苦手なのか、こういったことをしっかり認識し、戦略的にかつ心地よく生きていく必要があります。

自己診断のツール

自分に合った環境は何か?自分の強みは何か?

このようなことを考える際には、自己診断ツールが役立ちます。

巷には数々の自己診断ツールがありますが、その中でもおすすめなのは、リクナビネクストのグッドポイント診断です。

診断に答えるだけで、あなたの強みがわかるという大変便利なツールですので、是非一度活用されることをお勧めします。

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まとめ

うつ病により休職というのは、その会社でのキャリアに大きなマイナスの影響を与えます。

その会社で働いている限りは、ずっとついて回る過去になります。

このことが嫌で、転職をされる方も大変多いと聞きます。

どのような選択をするにせよ、うつ病で休職した場合には、その後の生き方を模索していく必要があります。

残念ながら、一度うつ病に罹ると普通の人よりもハンデを背負って生きていかなければいけないため、以前の通りの生活に戻ることは困難です。

弱者には弱者なりの戦略があり、適切な過ごし方をしていれば、健常者と遜色のない生活を送っていくことも可能なのです。

自分にとってどのような生き方、働き方がいいのかを考えながら生きていく必要があるのではないかと思います。

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