うつ病で休職した場合、休職中にどのような過ごし方をするかは、うつ病からの回復にとってとても大切です。
ここではうつ病で休職したときの心構えを5つほどご紹介します。
内容は以下の5点になります。
- 過去を悔やまない
- とにかく今は休むことが仕事と心得る
- 将来のことは考えない
- 早く戻ろうと焦らない
- 余計なことはしない
それぞれ順に説明していきます。
うつ病で休職したときの5つの心構え
1、過去を悔やまない
うつ病になると自責の念が強くなり、過去を悔やむということが多々あります。
しかしながら、当然のことですが、過去を悔やんだところで過去が変わることはありません。
なぜこんなことになってしまったんだと過去を悔やむより、少しずつ現状を受け入れる努力をしていきましょう。
2、とにかく今は休むことが仕事と心得る
うつ病を患った場合は、まさに休むということが仕事といっても過言ではありません。
仕事のことが気になりなかなかゆっくりと休むことができない人も多いと思われますが、そこはできるだけ割り切ってしまい、今は休むことが仕事ということを心得るようにしましょう。
3、将来のことは考えない
うつ病を患うと将来のことが不安になります。
こんな状態で将来大丈夫なんだろうか、どうなってしまうのだろうかといった不安は尽きません。
しかしながらどれほど将来のことを気にしても、まずは体調が回復しないことには何も始まりません。
ですので将来のことは一旦脇に置いておいて、まずは元気になるということに注力をするようにしましょう。
4、早く戻ろうと焦らない
うつ病になる人は往々にして真面目な人が多いため、仕事を離れると周りに心配をかけてしまっていると思い、 焦って早く職場に戻ろうとしてしまうことがあります。
しかしながら回復が不十分な状態で職場に戻ったとしても十分なパフォーマンスが発揮できないのはもちろん、場合によっては再発してしまうこともあります。
そのため、早く職場に戻ろうと焦るのではなく、まずはしっかりと体調を整えてから職場に戻るということを心がけましょう。
5、余計なことはしない
うつ病で会社を離れるようになった場合、どのような過ごし方をしたらいいかがわからないということがあります。
基本的には何もせず、しっかりと寝てしっかりと食べることが大切なのですが、これまで休むということに慣れていない人は、往々にして何かをすることによって体調を回復させようとしてしまいがちです。
しかしながらうつ病の初期のエネルギーが枯渇した状態において、様々な活動をしてしまうと ただでさえ少ないエネルギーを使い果たしてしまいなかなか回復が始まりません。
何かをすることによって回復させるのではなく、何もしないことで体調は回復していくということを、特に休みの初期においては心に留めておきましょう。
まとめ
以上、うつ病で休息した際の5つの心構えをご紹介しました。
今一度まとめると、
- 過去を悔やまない
- とにかく今は休むことが仕事と心得る
- 将来のことは考えない
- 早く戻ろうと焦らない
- 余計なことはしない
となります。
つまるところ、いろいろなことをあれこれ考えずに、今は休息が必要な時期だということを認識し、とにかくよく休むということが大切なのではないかと思います。
もちろんいろいろなことを考えてしまうのはうつ病の症状の1つなので、完全に消し去るのは難しいかもしれませんが、適切な量の薬を使ったり、睡眠をしっかりとることでこのようなよからぬことを考えてしまう癖はある程度修正することができます。
今自分は何をすべきかということに集中しながら過ごしていくことが大切かと思います。