バレリアンは鎮静作用を持つと言われているサプリメントです。
鎮静作用とは、心の興奮を静め、リラックスさせる効果のことを言います。
この鎮静作用により、バレリアンは睡眠に効果があると言われています。
ここではこのバレリアンの効果と、実際に使ってみた体感をご紹介します。
バレリアンの効果
バレリアンは別名セイヨウカノコソウとも言われる植物の一種です。
日本では古くから薬草として使われ、ドイツでは精神不安や不眠症に使われていると言われています。
ウィキペディアには以下のように効果が記載されています。
経口摂取すると不眠症に有効とされ、他に睡眠導入や不安、ストレスにも有効とされ、欧米では広く用いられている
副作用については以下のように記載されています。
眠気、歩行障害、低体温、筋弛緩、痙攣、疲労、頭痛、動悸、麻痺、肝障害、習慣性などが報告されている。医薬品との併用については、特に明確な作用、副作用は報告されていない。
不眠症や不安に効果が期待できるものの、副作用もいくつか見られるようです。
ただし、サプリメントはそもそも効果がマイルドなため、副作用も現れたとしてもマイルドなことが多いようです。
バレリアンを使ってみた体感
下痢をしやすくなる
まず、副作用についてですが、ウィキペディアには特に記載されていませんが、私の場合、バレリアンを使い始めてから腹を下しやすくなった印象があります。
本当にバレリアンによるものなのかは定かではありませんが(元々腹は壊しやすい体質なのです)、個人的には要注意と感じました。
マイルドな鎮静作用
実際に使ってみた体感ですが、使って少し経つと、少しぼんやりしてきます。
抗不安薬などを使用するとぼーっとする感じになりますが、それを弱めた感じです。
このぼんやりした感じが、鎮静作用として働いているように感じます。
睡眠に対する効果ですが、この鎮静作用によりある程度睡眠がとりやすくなる効果はあると思います。
ただ、西洋の睡眠薬(ベンゾジアゼピン系など)に比べると効果はマイルドなので、既に睡眠薬を使っている人はバレリアンのみで眠るのは難しいのではないかと思われます。
あくまで既存の薬に加えて、睡眠や鎮静作用をサポートするという意味合いでの使い方になるのではないかと思います。
もしくは、既存の睡眠薬を止める際に、代わりにバレリアンを使用して睡眠をサポートするという方法も一つの手かなと思います。
また、特に睡眠薬などは使っていない人であれば、一時的に睡眠が乱れた時などに使うには有効なサプリメントなのではないかと思われます。
バレリアンの特徴
以上、バレリアンの特徴をまとめると、以下のようになります。
- 元は植物の一種で、ドイツでは不安や不眠症などに使われている
- マイルドな鎮静作用を持ち、ぼんやりと眠くなる
- ハードな睡眠障害には効果が期待できないが、一時的な不眠や軽い睡眠障害には効果が期待できる
- 既存の睡眠薬に加えて使用することで、睡眠を更にサポートすることが期待できる