レクサプロを使ったら副作用の吐き気と下痢と食欲不振で中止になった話

澄み渡る空かつてレクサプロという抗うつ剤を使ったことがありますが、副作用の相性が悪く使用中止になりました。

レクサプロという抗うつ剤は副作用が少ない割に効果はしっかりしており、とても使い勝手がいいと言われていますが、やはり万人に効果的な薬ではありません。

ここではレクサプロを処方された背景と、中止になるまでの経緯、そして抗うつ剤の相性についてご紹介します。

レクサプロが処方された背景

レクサプロが処方されるまで

当時は会社で働いていたのですが、仕事上のストレスから体調が徐々に悪化していきました。

最初は体調の波の影響で最近調子が悪いのかなと思っていたのですが、体調の悪い状態がしばらく続き、これはちょっとまずいのではないかという状態になってきました。

患っているうつ病はしばらく問題なく安定していたので、すぐに再発を疑ったわけではありませんが、それでも徐々に悪化していく体調に対し、少しずつ焦りを覚えていきました。

そして、体調不良により会社を休むようになり、週末になっても回復せず、いよいよまずいという状態になってきました。

ここまできて初めてうつ病の再発を疑いました。

そして、かねてより付き合いのあった病院へ行き、処方されたのがレクサプロでした。

レクサプロを使った意図

なぜこの時にレクサプロが処方されたかというと、意図としては以下の3点がありました。

  1. 効果の出現が早い
  2. 効果がしっかりしている
  3. 副作用が少ない

この中で、「効果の出現が早い」という点は特に重要なポイントでした。

当時は体調不良により会社を休みがちになっていたため、少しでも早く効果のでる薬が必要だったからです。

正直会社にいけるかどうかという状況において、効果が出るまで2週間以上も待っていられません(2週間というのは一般的な抗うつ剤の効果が出現してくるまでの期間です)。

レクサプロは1週間程度で効果が表れてくると言われており、この1週間の差は当時はとても大きなものに感じられました。

2週間は待てないけど、1週間であればなんとかしのげるかも。

当時はそんな心境でした。

そして、なんとか会社に行き続けるため、レクサプロの服用を開始しました。

また、即効性があり、少し気分を持ち上げてくれる効果のあるドグマチールも同時に使い始めました。

下痢や吐き気、食欲不振の副作用により継続困難になる

正直この時レクサプロにはとても期待したのですが、結果から言うと副作用により使用中止となってしまいました。

上記のレクサプロ処方の意図のところでも書きましたが、レクサプロの特徴の1つは副作用が少ないことです。

レクサプロをはじめとするSSRIというカテゴリーの抗うつ剤の場合、副作用として胃腸系の不具合が良く出ます。

一方で、レクサプロの場合にはSSRIの中でも副作用が低減されているため、それほど辛い胃腸系の副作用は出ないのではないかというのが使用前の期待でした。

しかしながら、使い始めるとすぐに胃腸系の副作用が現れました。

具体的には、下痢、吐き気、胃の不快感、食欲不振などです。

私は元々胃腸が弱い体質なのですが、そこにこれらの副作用が加わり、更に体調が悪くなってしまいました。

特に食欲不振に関しては、当時そもそも食欲がなく体重が減っていたところに、更に食事がのどを通らなくなり、深刻な状況に陥ってしまいました。

このような状況を医者に伝えたところ、副作用はしばらくすると治まるということだったのですが、いかんせんそんな悠長なことをいってられる状態ではなかったため、結局レクサプロは中止になりました。

その後、使用する抗うつ剤については試行錯誤をすることになりました。

副作用の相性は大切

SSRIやSNRIといった現在主流の抗うつ剤は副作用が昔の薬に比べると低減されていると言われています。

確かに実際に古い三環系の抗うつ剤を使った経験と比較しても、おそらく副作用は少ないのだろうと思います。

正確には、感覚としては三環系の抗うつ剤はとにかくいろいろな副作用が強烈に出て、自分が自分でないような感覚に襲われます。

一方のSSRI、SNRIはピンポイントに胃腸系に副作用が集中するという感じです。

もちろんトータルとして見るとSSRI、SNRIの方が副作用は少ないと思いますが、やはり副作用の出方が人によっては問題になります。

私のような元々胃腸の弱い体質の場合、SSRIの胃腸系の副作用とはすこぶる相性が悪いのです。

もちろんしばらく使い続ければ副作用は低減すると思いますが、それでも一定程度の副作用は残り続けます。

そういった意味で、抗うつ剤を選ぶ際にはもちろん効果があるかどうかが一番重要ですが、それと同じくらい副作用が自分にとって許容できるかどうかも重要だと思います。

特にこの時の私のように、できるだけ早くなんとかしたいという時に、不快な副作用だけが現れてしばらく耐えるという状態はとてもしんどいです。

抗うつ剤を使う以上は何かしらかの副作用の影響を受けるのは致し方ないことなのですが、やはりもっと副作用の少ない薬はないのかと思わずにはいられません。

より効果が早く出現して副作用が少ない、そんな抗うつ剤の登場を期待しています。

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