サウナでメンタルが安定しやる気が出る。正しい入り方とサウナトランスの作り方

空と雲よくある健康法の1つにサウナがあります。

サウナは人によって好みが分かれますが、実はとても気持ちのいいものです。

そしてサウナに入った後は、血行が促進され、だるいけど気持ちがいい(ダル気持ちがいい)状態がしばらく続きます。

これを別名サウナトランスとも言います。

サウナの気持ちよさを知ってしまうと、定期的に行かないと物足りない気持ちにもなってきます。

ここではサウナの効果とともに、サウナの入り方、そしてサウナ後のメンタルの変化についてご紹介します。

サウナの効果

サウナの一般的な効果はいろいろなところに書かれているのでここでは深入りしません。

あくまで私の感じる効果のみをご紹介します。

メンタルの安定

まず、サウナに入った後はメンタルが安定します。

精神
的にもやもやしていたものが、サウナに入るとどうでもよくなるというか、もう少し広い視野で物事が考えられるようになります。

やる気の向上

サウナに入るとやる気が向上します。

サウナに入る前には

「めんどくさいなー、やりたくないなー」

と思っていたようなことも、サウナに入ると

「さっさと終わらせてしまおう」

というような気持ちになります。

また、

「だるくて何もしたくない」

と思っていた気持ちも、

「だるいけどあれもやりたいしこれもやりたい」

というような気持になります(別の意味のダルさはあるのです)

気持ちよさの継続

サウナの後は、ほんのりと気持ちのいい状態が続きます。

なかなかこの気持ちの良さを表現するのは難しいのですが、あえて変な表現をすると、

「ダル気持ちいい」

といったところでしょうか。

「ダル気持ちいい」とは、だるいけと気持ちがいいという状態のことです。

サウナに入ると、体にある程度負荷がかかります。

そのため、体が疲労しだるい状態になります。

そして血流の変化が脳に変化を与え、気持ちがいい状態が続きます(ここは後ほど詳しく説明します)

この2つが合わさって、「ダル気持ちいい」となります。

このダル気持ちいい状態が更に進んだ状態をサウナトランスと呼ぶこともあるようです。

サウナの入り方のポイント

このように、サウナに入ることはメンタル的にもとても効果的なのですが、入り方にはコツがあります。

以下にサウナに入る際のポイントをご紹介します。

サウナは水風呂が大事

ここは勘違いしている人がとても多いところです。

かつての私もそうでしたが、サウナというのは、熱い部屋に閉じこもって汗を流すだけで終わりではありません。

むしろここまでは準備段階といってもいい程です。

サウナの神髄は水風呂にあります。

体を十分に熱くし、汗をかいた後に水風呂に入ることで、サウナの効果は現れてきます。

はっきりいって水風呂のないサウナは具のないおにぎりのようなものです。

サウナ部屋だけで終わらせてしまうのは、味気ないことこの上ないです。

サウナに入る際には、必ず水風呂もセットにして入ります。

サウナの手順

まず、サウナで体を十分に温め、汗をかきます。

ちょっと熱くてしんどいなあというくらいになったら、サウナを出て桶で汗を流してから水風呂に入ります。

水風呂に入ると急速に体が冷やされ、心身がきりっとした状態になります。

そして体が冷えたら水風呂を出て、しばし休憩をします。

これを3回ほど繰り返します。

サウナと水風呂と休憩の比率

ここには個人差がありますが、基本的な比率は5対1対5です。

つまり、

サウナ5分⇒水風呂1分⇒休憩5分

もしくは、

サウナ10分⇒水風呂2分⇒休憩10分

といった比率が一般的です。

ただこれはあくまで目安であり、個々人によって、またサウナと水風呂の温度によっても変わってきます。

あくまでも目安として、ご自身に合った時間を見つけていけばよいと思います。

ちなみに私の場合には、暑さに強く、寒さに弱い体質のため、

サウナ7:水風呂1:休憩5

くらいにしています。

サウナに入る具体的手順

ここからは、更にサウナに入る具体的な手順をご紹介します。

あくまでも個人的に行きついた入り方なので、実際には自分に合うように調整していってください。

サウナに入る前の準備

まず、前準備ですが、サウナに入る前には食事は控えましょう。

食後は胃腸に血流が集中するため、血流に変化を促すサウナにはあまりよろしくありません。

また、サウナに入る前には十分に水分をとりましょう。

サウナはたっぷり汗をかくので、水分が不足すると脱水症状になってしまう可能性があります。

サウナに入る

まずは暑いサウナに入ります。

暑い空気は上に上がる性質があるため、サウナ室は上段の方が暑いです。

ですのでここでは是非上段に座りましょう。

暑ければ暑い程、その後のサウナの効果も大きくなります(もちろんやり過ぎは禁物ですが)

水風呂に入る

体が十分に暑くなり、汗が体のあちこちからしたたり落ち、ちょっとこの暑さそろそろしんどいわー、という感じになったらサウナを出て水風呂に移ります。

水風呂に入る際には桶で一度体の汗を流してから入りましょう(マナーの1つです)

水風呂にザボーンと浸かると、急激に体が冷やされ、血管がきゅっと縮まるような感じになります。

そしてその寒さから、急激に頭がクリアになる感じがします。

この水風呂、苦手な人が多いです。

かつて私もそうでした。

しかし、慣れてしまうと、とても気持ちがいいです。

とても暑いところから冷たいところへ行くことの気持ちよさに加え、暑さでぼーっとしていた意識が急にクリアになり、心身共に引き締まる感じがするのです。

そして、慣れるにつれ、水風呂の冷たさ自体が気持ちよく感じるようになってきます。

中にはサウナより先に水風呂に入る強者もいます。

この水風呂は、サウナの気持ちよさを語る上で避けて通れません。

寒いのは苦手という方も、是非試してみてください。

最初は冷たく感じても、じきに慣れてきます。

休憩する

サウナで体を温め、水風呂で冷やした後は、しばし休憩をします。

近くにあるイスに座ったり、どこかに寝転がったりします。

するとここで不思議な感覚に襲われます。

頭がぼーっとしてきて、体はダルいんだけどなぜかほんのりと気持ちがいいという状態が訪れます。

これが先ほど述べた「ダル気持ちいい」という状態です。

なぜこのような状態になるかというと、サウナで体の血流が良くなり、水風呂で血管が収縮するため、脳に酸素が行き渡り、この変化が通常とは違った感覚を生み出すと言われています。

私の体験でも確かにこのようなことが体内で起こっているような実感があります。

サウナトランス

このダル気持ちいい状態を、人によってはサウナトランスと呼ぶ方もいます。

トランスというと、気分がハイになってしまうような気がしますが、ここではそれとは少し違った意味で使われています。

少し極端な例で言うと、

  • 頭がぼーっと重くなり、地面と一体化する感じ
  • まるで自分が自分でないような感覚
  • 幽体離脱をしたように、自分自身を客観的に見ている感じ
  • 過去の記憶がクリアに思い出される

といった状態になることもあるようです。

私自身には、ここまでの経験はありませんが、何となく言わんとしていることはわからないでもありません。

また、このような状態は瞑想に近いのではないか?と個人的には感じています(瞑想は初心者なのであくまでも想像です)

目安は3回繰り返す

さて、サウナ⇒水風呂⇒休憩ときたらこれで終わりではありません。

一般的にはこのプロセスを3回繰り返します。

繰り返すことで、よりサウナの効果が上乗せされてきます。

ただ、個人的には3回にはあまりこだわらなくてよいのではないかと思います。

1回でも十分ダル気持ちいい状態になることもできますし、無理に3回やったら疲れすぎたということもあるため、その時の状態に合わせて回数は調整してよいのではないかと思います。

長い休憩をとる

以上のプロセスが終わったら、体を流し、風呂から出ます。

そして体をふき、休憩できるところで横になります。

すると、先ほどの「ダル気持ちいい」状態がやってきます。

「何かだるいけど気持ちがいいのでこのままでいたい」

といった感じです。

この状態で休んでいると、気が付くと数十分時間が経っていることもしばしばです。

この時に、心身が「整って」、上記のような一風変わった状態が訪れる方もいるようです。

残念ながら私はそこまでの状態は経験したことがありませんが、それでもダル気持ちいい状態はなかなかいいものです。

サウナの後も効果は続く

サウナの効果は、風呂を上がって家に帰ってきた後も続きます。

メンタルの安定

まず、ダル気持ちいい状態はすぐにはなくならず、しばらく継続します。

そしてこの状態にあるときは、メンタルがとても安定しています。

何か懸念事項などがあるときも、

「まあいいやーなんとかなるだろう」

といったような、いい意味で投げやりの気持ちになることができます。

例えるならば、天然の精神安定剤を使っているような状態でしょうか。

この状態は大変心地がいいので、その後も家ではしばらくぼーっとしています。

やる気の向上

ダル気持ちいい状態とともにやってくるのが「やる気」です。

そもそも風呂に入ったり、水泳をしたりと体を水に漬けるとやる気が出やすい傾向にはありますが、サウナにはそれ以上の効果があります。

そこまで読みたいと思っていなかった本を読みたくなったり、面倒で後回しにしていたことに積極的に取り組んだり、なぜかサウナに行く前に比べやる気が上がります。

もちろんサウナ後はそれなりに体が疲れているのであまり行動しすぎるのは賢明ではないのですが、やる気のない心にスパイスを加えるにはサウナはとてもよい活動だと思います。

サウナの効果と入り方のまとめ

以上、サウナについていろいろと語ってきました。

最後にまとめると、サウナに入ると

  • ダル気持ちがいい状態となりメンタルが安定する
  • やる気が上がる

といった効果が見られます。

また、サウナの入り方は、

  • サウナ⇒水風呂⇒休憩を1セットとする
  • 比率の目安はサウナ5:水風呂1:休憩5
  • これを3回程度繰り返す
  • 大事なのは水風呂なので、ここははずさない

となります。

もちろんサウナの効果や、適切な入り方には個人差があります。

ここではあくまでも私の経験をベースに書いています。

ただ、サウナは気持ちのいいもので、メンタルにもいい影響を与えますので、興味のある方は試してみることをおすすめします。

サウナについてより詳しく知りたい方は、以下の漫画がおすすめです。

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