うつ病の回復期において十分な体力をつけ、また体調も安定してきたら社会復帰準備期へと進みます。
ここでは、この社会復帰準備期へと進んだことを見分けるポイントをご紹介します。
ポイントは以下の3点になります。
- 日常生活が問題なく行える
- 1日一万歩程度の散歩が行える
- 生活リズムが整っている
それぞれ説明していきます。
回復期から社会復帰準備期へ進んだことを見分けるポイント
1、日常生活が問題なく行える
回復期において心身共に十分な回復を果たすと、日常生活はほぼ問題なく行うことができるようになります。
例えば掃除や洗濯、買い物といった日常的な作業について特段問題なく普通に行えるという状況になります。
このように日常生活が問題なく行えるということが社会復帰準備期へ進むためのポイントの一つとなります。
2、1日一万歩程度の散歩が行える
社会復帰準備期においては、体力が十分に戻っているということが必要です。
この体力の目安としてはおおよそ散歩で一日一万歩程度です。
毎日この程度の活動が行うことができれば、社会復帰準備期へ進んでも体力的に問題がないかと思われます。
3、生活リズムが整っている
社会復帰準備期とは、その名のとおり社会復帰に向けた仕上げを行う期間となります。
そのため社会復帰準備期に進むにあたり、ある程度生活リズムが整っている必要があります。
細かなリズムの調整は社会復帰準備期において行えばいいと思われますが、 回復期の時点において、ある程度生活リズムが整っていることは必要です。
まともな時間に起きて、日付が変わるまでには寝る、という生活リズムができていれば、社会復帰準備期へ進むための生活リズムとしては問題ないかと思われます。
まとめ
社会復帰準備期とは、その名のとおり社会復帰に向けて最終的な調整を行っていく期間となります。
そのため、日常生活が問題なくこなせ、また体力も十分に回復してきているというのがこのステップへ進むための前提となります。
また、もうひとつの重要なポイントとして挙げるとすれば、社会復帰に対する自らの意思です。
本当に心から社会復帰をしたいと思っているかどうか今一度自分の心に確認をしてみてください。
焦りや不安といった感情によって社会復帰を早めようと考えているのであれば、それはまだ時期尚早である場合が多いです。
そういった場合には一旦立ち止まり、きちんと回復を待ってから次の段階に進むようにした方がよいと思われます。