うつ病を他の人にカミングアウトするのは大変勇気のいることです
ましてやそれが日々接点のある会社の人であるならなおさらです。
うつ病を抱えながら働くことはとても大変なことなので、
一方で、自分の仕事を主にコントロールする上司に報告するのも、
ここでは、
うつ病を上司にカミングアウトするメリット
仕事への配慮がなされる可能性がある
うつ病への理解がある上司の場合、
例えば、業務量を減らしたり、
また、勤務時間についても、できるだけ残業が少なく、
ただし、
ただ、適切まではいかなくても、
このように、上司が理解がある人の場合には、
自分1人で病気を抱え込まなくてよくなる
うつ病という病気は大変辛いものなのですが、
そして、
自分がうつ病に罹っていることを上司に報告することで、
上司が知っている状態であれば、当然隠す必要もなくなるため、
もちろん上司のみならず、自分の身近な人、
話すことで偏見の目で見られるというリスクはあるのですが、
うつ病を上司にカミングアウトするデメリット
人事評価への悪影響
うつ病という病気の認知度は昔に比べると格段に上がりましたが、
そのため、うつ病であることを上司に報告すると、
もちろん、病気によりパフォーマンスが落ちた場合には、
建前としては会社というところは多種多様な人を受け入れ、
しかし、本音としては、
そういう意味で、
ですので、
病気を理由として評価を下げることは違法になりますが、
また、一度精神疾患を抱えているということを認識されると、
病気が理解されない可能性
勇気をもって上司に報告したものの、
もし昭和的な考え方で体育会的な上司であれば、「
このような上司の下についてしまったことは不幸以外の何物でもあ
上司の考え方を変えさせる努力をするより、
上司に打ち明けるには勇気がいる
経験された方は重々承知だと思いますが、
私の経験でも、
また、上司にとっても「まさか」という思いがあるため、
この上司に報告するということは非常にハードルの高いことなので
実際にはどのくらいの人がカミングアウトしているのか
ここで興味深いデータを1つご紹介します。
以前にツイッターでどのくらいの人がカミングアウトしているのかアンケート調査を行いました。
その結果が以下のようになります。
職場の人は病気のことを知っていますか?
— ブルースカイ (@blue_sky_358) April 4, 2017
「職場の人は病気のことを知っていますか?」というアンケートですが、結果として上司は知っていると答えた人は全体の20%でした。
加えて、「親しい人は知っている」「みんな知っている」にもおそらく上司は含まれていると思われますので、これらを合計すると73%の割合で上司は知っているということになります。
一方で、「誰も知らない」と答えた人も27%(4分の1程度)います。
上司に報告しにくいからなのか、どうしても知られたくないからなのか、はたまた軽度のうつ病なので周りが知らなくてもなんとかなるからなのか、その理由はわかりませんが、それなりの割合の人が誰にも知らせずに働いているということもまた事実です。
症状が重くなってくるとそのうちばれてしまう
うつ病というのはどうしても印象の良くない側面があるため、
もちろん病院へ行き、
よくありがちなのが以下のようなケースです。
どうしても打ち明けられずに時間が過ぎ、
なかなか寝付けず寝てもすぐに起きてしまい、
食欲もなく、体重も落ちてきている。
朝起きた時から体が疲弊しており、
そして徐々に仕事に行くことが困難になってきて、
ここまでくると、自分で報告しなくても、周りが「
そして上司から何かあったのかと聞かれ、
このような場合だと、既に症状がかなり進んでしまっているため、
おそらく、
このように、状態がどんどん悪化している場合には、
このようになる前に、
まとめ
以上、
今一度まとめると、メリットは、
- 仕事への配慮がなされる可能性がある
- 自分1人で病気を抱え込まなくてよい
となり、一方のデメリットは
- 人事評価への悪影響
- 病気が理解されない可能性
となります。
よく言われるように、
なので、個人的には異変を感じた段階で上司に相談し、
人事評価への悪影響などのネガティブな要素はありますが、
なによりもまず健康であることが第一で、
そういう意味で、健康に危機を感じた時には、
是非とも優先順位を間違えず、