うつ病により休職した場合、
また、
このような疑問に答える為に、
休職期間の長さ
平均的には6か月
休職期間の長さは人それぞれです。
2週間程度の超短期の休みから、数年に渡るまで、
(注)一般的にサラリーマンの2週間の休みは長期ですが、
ただし、個々人の差こそあれ、
休職期間の平均値は概ね6か月程度です。
休職した人の約半数が概ね6か月以内に復職するということになり
(注)ここには退職した人は含まれていません。
3つの回復ステップから休職期間を考える
うつ病からの回復には3つのステップが存在します。
最も症状の重い急性期、徐々にできることが増えてくる回復期、
一般的に、各ステップにおいて最低1か月が必要で、
また、
この、各ステップにおいて2か月ずつ時間を使い、
復職後の再発・再休職率
復職後というのは、
理由としては、環境変化によるストレスの増加、
実際の経験に照らしても、
しかしながら、人間というのは環境に慣れていくものなので、
復職後3か月
復職後3か月は、最も警戒すべき期間です。
復職に伴うストレスはこの期間に集中するため、
概ね目安としては、復職後3か月以内の再発率は3割程度です。
とても辛い休職期間を経て復職をしても、
逆に、この時期を乗り切ることができれば、その後の再発・
この時期を無事に乗り切るには、
復職後6か月
復職後3か月に比べると、いくぶん楽になる時期ですが、
復職後6か月までの再発率は4割程度です。
つまり、当初3か月を過ぎた後の3か月については、
当初3か月に比べるとだいぶ減りはしますが、
この時期でもまだまだ楽観できないというのが実情です。
ただし、復職当初に比べると徐々に体が環境に慣れてくるため、
復職後1年
復職後1年すると、
復職後1年程度経てば、以前と遜色ないくらい仕事ができ、
この復職後1年までの再発率は5割程度です。
つまり、
これはとても厳しい現実ですが、実際のところ、
一方で、復職後の6か月から1年という期間で見ると、
6か月までが4割で、1年までが5割なので、
まだまだ高い数字ですが、復職当初に比べると、
復職後1年以上
復職後1年以上経つと、再発率はかなり下がります。
細かい数字は私のあずかり知らないところですが、
一般的なうつ病の年間発症率が1~3%
また、復職後1年以上経つと、
発症前と概ね遜色のない生活を送れる人も多いかと思います。
一方で、これだけの時間が過ぎても完全には元通りにはならず、
そういった意味で、うつ病の治療には終わりはなく、
ポイントは復職後3か月と1年
うつ病からの復職後の再発率を見てきましたが、
まず、復職後3か月は会社に行き、仕事をし、
そもそも会社という場所はいるだけで疲れるところなのですが、
そのため、上記で見たように、
逆に、この期間を無事乗り切れることができれば、
次のポイントは復職後1年です。
1年というのは季節がぐるっと一回りして元にもどってくるのです
そして、生活のクオリティも上がり、
つまり、
もちろん油断は禁物ですが、この頃になると、
この状態まで持って行ければ、
もちろん1年経てばリスクはないかというとそんなことはないので