ジアゼパムは、セルシン(ホリゾン)のジェネリック薬品です。
ジェネリックは別名後発薬とも言われ、
つまり、
セルシンは非常に昔から使われている薬ですので、
ここでは、
なお、セルシンとホリゾンは名前は違いますが、
ジェネリック医薬品とは?
ジェネリック医薬品とは、新薬の特許が切れたあとに販売される、
製薬会社が新薬を発売した際には、特許を取得するため、
特許期間が切れた後に、先発薬(新薬)
新薬で既に有効成分、薬の構造などがわかっているため、
そのため、一般的に先発薬に比べ、
ジアゼパムの概要
まず、上記のように、
以下に簡単にセルシンの効果と副作用をご紹介します。
セルシンの効果
セルシンは抗不安薬と呼ばれる薬です。
抗不安薬とは、不安を和らげ、
セルシンの特徴としては、作用時間が長く、
そのため、セルシンを服用した日は、
ただ、効果としては切れが良いわけではなく、
そのため、突発的な不安や緊張というよりは、漠然と続く不安や、
発売から50年以上も経っていますが、
セルシンの副作用
セルシンをはじめとした抗不安薬にはいくつかの副作用があります
代表的なところでは、
- 耐性
- 依存性
- 眠気
- ふらつき
などです。
抗不安薬と睡眠薬は親戚のようなものなので、「眠気」
この辺りはあらかじめ認識しておく必要があります。
より問題なのは、「耐性」や「依存性」といった副作用です。
「耐性」というのは、その薬を使い続けていると、
「依存性」というのは、その薬に依存してしまい、
この2つは由々しき問題ですので、
セルシンは長時間作用するタイプの薬であるため、
なお、セルシンの詳細については、以下の記事をご参照ください。
セルシンのジェネリック
セルシンのジェネリックは以下の種類になります(
- ジアゼパム錠: 2mg・5mg・10mg
- ジアゼパム散1%
(他にもセレナミンやジアパックスなどもありますが、
ジェネリックは先発薬のセルシンと同じラインナップとなっています。
なお、ジアゼパム散というのは、粉状の薬で、
ジェネリックのメリット
ジェネリックのメリットはなんといっても薬価が安いことです。
一般的に、ジェネリックになると、薬価は数分の1程度になります。
もちろん効果は先発薬(セルシン)と変わりません。
現在セルシンを使われている方は、ジェネリックを使った方がお財布に優しくなります。
ジアゼパム錠の薬価
では、
以下が先発薬のセルシンとの比較になります。
- 2mg:セルシン5.9円⇒ジアゼパム5.6円
- 5mg:セルシン9.2円⇒ジアゼパム5.6円
- 10mg:セルシン18円⇒ジアゼパム5.6円
実は、セルシンの場合、
2mgで見ると先発薬のセルシンと、
一方で用量が多くなる程、
セルシンは古い薬の為、薬価が安い
なぜこのようなことが起こるかというと、
セルシンを処方された方でも、
なぜだかよくわかりませんが、
ただ、セルシン自体が安いとはいっても、
ジアゼパム錠の適応
ジアゼパム錠の適応疾患は以下になっています。
- 神経症における不安・緊張・抑うつ
- うつ病における不安・緊張
- 心身症(消化器疾患、循環器疾患、自律神経失調症、
更年期障害、腰痛症、頸肩腕症候群) における身体症候並びに不安・緊張・抑うつ - 脳脊髄疾患に伴う筋痙攣・疼痛における筋緊張の軽減
- 麻酔前投薬
いろいろと記載がありますが、要するに不安や緊張、
医療ドラマにおける「ジアゼパム」の正体
余談ですが、医療ドラマでは、緊急手術の場面において、「
このジアゼパムは、まさにここでご紹介したジアゼパムです。
ではなぜ手術前に投与されるのかと言うと、
私の記憶では、「チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋」
今後医療ドラマを見る時に、頭の片隅に置いておくと、「