うつ病は無理をしたり休息が不十分だったり家族が不理解だと長引く

入道雲と空うつ病は基本的に回復までに時間がかかる病気です。

しかしながら、回復までにかかる時間にはかなり個人差があります。

割と短期間で回復できる人もいれば、長期にわたり治療を余儀なくされる方もいます。

そして、うつ病が長引くのには、いくつかの要因が存在します。

ここではうつ病が長引く3つのパターンをご紹介します。

ポイントは以下の3点になります。

  1. 休息が十分でない
  2. 無理をする
  3. 家族の不理解

それぞれ説明していきます。

1、休息が十分でない

うつ病からの回復において何よりも大切なのは休息です。

休息とはとにかくしっかり寝て、何もせずひたすらエネルギーを貯めることを指します。

決して自分の好きなことをするということではありません

休息を十分に取らずに何かに取り組んでしまうと、土台となるエネルギーが不十分なまま活動することになり、回復が遅れる原因となることがあります。

例え、その活動が自分の趣味のような好きなことであっても、休息すべきときに活動してしまうことは、うつ病を長引かせてしまう大きな要因になります。

まずはとにかくよく休み、しっかりとエネルギーを溜めるということがとても大切です。

この基盤となる部分がしっかりできていないと、なかなかうつ病が回復していかないということが起こり得ます。

2、無理をする

うつ病からの回復中に、無理をしてしまうと回復を長引かせる原因となります。

例えば、エネルギーが枯渇した状態であるのに無理矢理働き続けたり、家事をしたりし続けていると、エネルギーが全く復活せず、本格的な回復が始まりません。

また回復が不十分なのに、無理に散歩をしたり外に出かけたりといった活動をするとエネルギーが枯渇し、うつ病を長引かせる要因となります。

しんどいと思うことは徹底的に避け、とにかく無理をしないということがとても大切です。

自分の体の声に耳を傾け、今自分は無理をしていないかどうかを確認し、無理をしていると感じたならその活動は強制的に辞める必要があります。

無理をしていると感じなくても実際には無理をしてしまっていることは多々あるため、無理をしていると感じた時点でそれはかなりの程度無理をしていると認識すべきです。

3、家族の不理解

うつ病からの回復において、家族の理解というのはとても大切です。

家族からの理解が不十分だと、心無いことを言われたり、無理なことをやらされたりと、むしろ体調が悪化する方向にいってしまう場合もあります。

完全に理解してもらうことは難しくても、ある程度家族から理解を得られるというのが回復するための大切な要素となります。

できれば家族とコミュニケーションを

症状が辛い時にはなかなか会話をするのも難しいかもしれませんが、できるだけ家族とコミュニケーションをとり、「今自分はこういう状態で、こういうことが必要なのでできればこうしてほしいという」会話ができると、家族からの理解は得やすくなります。

逆に、全く何も言わず、ただ自分の感情の赴くままに行動しているだけだと、家族の不安は募り、一体いつまでこのような状態が続くのだろうか、なんでこんなことになってしまったのだろうかと、家族からの理解が遠のいていってしまいます。

多少きつくても、家族とはある程度コミュニケーションをとり、ある程度の理解を得られる努力をすることをおすすめします。

やはり多少でも理解があるのとないのとでは、過ごす環境の快適さがだいぶ変わってきます。

もちろんそれでも理解が得られない場合もありますので、そのような時には環境を変えるなりして自身の過ごしやすい状態に持っていくことが必要になるかと思います。

まとめ

以上うつ病の回復が長引く要因を3点ほど挙げさせていただきました。

ざっくり言ってしまうと、初期の頃にしっかりと休まない、またしっかりと休める環境にない場合にうつ病が長引くケースが多いように思います。

うつ病の療養においては、自分にとって心地よい環境で心おきなく休むことがなによりも大切だと思われます。

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