私は一時期入院していたことがあります。
このときの経験を踏まえ、うつ病で入院する場合、一体いくらくらい費用がかかるのかご紹介します。
入院時にかかる費用
入院時にかかる費用は、大きく分けて医療費と差額ベッド代の２つになります。
医療費
医療費とはその名の通り、治療のためにかかる費用です。
この医療費には日々の食事代も含まれ、３割負担だと１日大体7500円程度です。
差額ベッド代
差額ベッド代とは、個室など通常の入院より個人スペースの大きい部屋に入院する場合にかかってくる費用です。
私の場合、紹介されたのが個室のみの病院だったため、この差額ベッド代が１日7500円程かかりました。
一か月当たりの費用の目安
上記の２つを合わせると、１日当たり15000円ほど費用がかかります。
これを一か月あたりにすると、大体45万円くらいになります。
ただし、高額医療制度といって、個々人の収入に応じて一か月あたりの医療費の上限が決められており、これを超過するとその分の費用が還付されるという制度があります。
高額医療制度による還付
高額医療制度によると、高所得者の場合、上限が約２５万円、低所得者の場合３万５千円程度となっています（詳しくはしかるべきサイトをご参照ください）
この制度は、医療費の部分のみが対象になるため、差額ベッド代は対象外です。
上記の例ですと、月当たりの医療費は２２万５千円程度ですので、実質的にかかる医療費は収入に応じて３万５千円～２２万５千円程度となります。
入院費用のまとめ
医療費部分
医療費部分は、高額医療制度を活用すると、一か月当たり
３万５千円～２２万５千円程度
となります。
要するに、収入によってかなり差が出ます。
差額ベッド代部分
差額ベッド代は、６人部屋など、最低限の部屋であればかかりません。
一方で１部屋当たりの人数が少ないところへ入院する場合は、追加料金が発生します。
また、セレブな部屋に入院する場合はかなりの費用がかかると考えられます。
ですのでこの部分の費用は、
０円～上限は不明（私の場合22万5千円程度）
となります。
一か月当たりの合計額
上記の２つを合計すると、
- 収入が少なく、差額ベッド代がかからないと３万５千円程度
- 個室などを使い、収入が多いと４５万程度
となり、入院する部屋や収入によってとても大きな差が出ることがわかります。
入院治療に対する所感
私の場合、個室への入院となりましたが、その分費用がかかり、入院中とても気になってしまいました。
ただでさえ働けない状態なのに、こんなに出費をして大丈夫なのかと。
正直精神衛生上あまりよろしくありませんでした。
一方で、６人部屋などへ入院する場合は、費用は抑えられますが、おそらく他の患者さんのことがかなり気になり、なかなか休みにくい環境なのではとも思います（この辺りはその人の性格にもよると思います）
このように、どのような環境がよいかは人によって異なると思われますので、入院する際にはよく検討されることをおすすめします（緊急時はそれどころではないかもしれませんが・・・）
